真心ブラザーズ インタビュー [POWER PUSH!]
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| 真心ブラザーズは今が「旬」である。1989年のデビュー以来、フォーク→ロック→ソウルと様々な音楽的変遷と豊かなキャリアを積み重ね、2001年からは3年半に及ぶ活動休止も経験したが、2005年に見事復活。ニューアルバム『DAZZLING SOUNDS』は活動再開第2作にあたり、YO-KINGと桜井秀俊の持つ幅広い音楽的引き出しのすべてをさらけ出した傑作だ。楽しく、あたたかく、強く、「きらめくサウンド」をたっぷりと味わってほしい。 |
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■一言で言うと「面白いアルバムになったな」と。(YO-KING) So-netMusic(以下So-net) :今回の『DAZZLING SOUNDS』は、活動再開から2作目ということになりますね。 桜井(写真左):前作の『FINE』は再始動一発目ということで、YO-KINGさんと桜井ががっぷり四つに組んで、「ここのコードはどうする?」とか、細かいことに対して同じ目線で一個一個解決しながら作ったんですよ。結果、シリアスな面も持ったしっかりしたロック・アルバムになったと思うんですけど、今回はもっと遊びといいますか、「音楽が楽しくて仕方ないんだ」というところを素直に出したいなという思いが最初からあったので。それがなかなかいい形でできて、満足しています。 YO-KING(写真右):地に足ついて楽しんでいこうというアルバムではあると思うんですが、そこに収まりきれない新しいこともたくさんしたので、一言で言うと「面白いアルバムになったな」と。『FINE』の時は「いいの、作ったな」だったけど。攻めに入ってるアルバムですね。 桜井:1曲1曲が、たとえばジャンプ・ブルースをやるにしても、昔だったらもうちょっとロックな匂いが残ってたと思うんですけど、完全に4ビートのビッグバンドができちゃったりして。そんなのばっかり12曲も集まっちゃって、ほんと困ったんですよ。どうすんのコレ? って。それでロサンゼルスまで行って、エディさんというマスタリング・エンジニアに「何とかまとめろ」と(笑)。でも結果は全然OKだと思います。 So-net:それぞれ、お気に入り曲ってあります? YO-KING:お気に入りは、「ずっと遊ぼう」とか。ここ2~3年フィル・スペクターにハマッてた、その集大成ですね。ドリーミーな、ビートルズより前のポップス。ビートルズが登場して全部駆逐されちゃったんですけど、ヒットチャート上は。でもあの頃の曲はちゃんと、雨となって大地にしみこんで、アメリカン・ポップスとして綿々と続くわけですよ。それを2007年の日本で受け継いでる感が出せて良かったです。 ■ 譲くん、チューニング・メーターを返してください!(桜井) 桜井:僕は3曲目の「家巣、愛無 OK!」ですかね。これと7曲目の「ちょう」という曲と最後の「メッセージ」の3曲は、ほぼ僕の自宅で一人で作ったんですよ。夏、みんみんゼミの声を聞きながら。 So-net:確かにこの3曲には共通点がありますね。非常に凝った面白い打ち込みサウンドで。 桜井:スタジオにはほとんど行かずに、家の中でああだこうだと機材をいじりながら。そういう作業はほんとは嫌いなんですよ、みんなで「せーの」でバンドをやるのが好きな人間なので。機材は持ってるし、できなくはないんだけど、そこまで根を詰めて作品を仕上げる精神状態になるのがツラそうで嫌だったんですよ。でも頑張ってみたら、見えるものがあって――。トラックメイカーとしてオリジナルな世界ができたんじゃないか? と思えるくらいに。そういう意味で、YO-KINGさんが60年代のアメリカン・ポップスを受け継いだとすれば、僕は2007年以降の未来へ“ピョン”と飛び出たみたいな、そういうものができたんじゃないかと思います。40歳前にして、自分でもこんなにビックリするぐらいの新機軸ができるんだ、と思った。その中でも特に「家巣、愛無 OK!」は、YO-KINGさんの曲なんだけど、もらったデモの原型をとどめていないというか。「宇宙」というモチーフがあったんですけど、松本零士の世界までは行かないもっとショボいロケットに乗ってる感じと、家でお茶漬けをすすってるイメージの両方を出せたなと思います。 YO-KING:ベースが(柏原)譲くんで。 So-net:宇宙的な音にぴったりの人選ですね。 桜井:でも譲くん、その日俺のチューニング・メーターを持って帰っちゃって。たぶん気づかないうちに、ベースのヘッドにクリップしたまま帰ってると思うんですよ。これを読んでいたら返してください(笑)。 So-net:電話すればいいじゃないですか(笑)。 桜井:いや、俺はマスコミ上で譲くんに呼びかけたい。届くかな? と。こうやって一生懸命プロモーションをしてるけど――。 YO-KING:そこでプロモーションの意味も問うているわけだ。 So-net:つまりSo-netの影響力が問われていると(笑)。 YO-KING:川の上流からメッセージボックスを流して、それは本当に海につくのか?ということだね。深いなぁ。 So-net:じゃあ「譲くん、チューニング・メーターを返してください」とでっかく書いておくので、連絡する時には「So-netを見たんですけど」と一言添えてください(笑)。 YO-KING:そしたら特典がつくとか(笑)。 ■まばゆいばかりの音像が詰まってますから。(YO-KING) So-net:ともかく幅広いアルバムになりましたね。フィル・スペクターから宇宙まで。 桜井:ミュージシャンの知り合いもね、一緒に遊んでくれる人が多いので助かってます。10年ぐらいずっと、レコーディングといえば呼び出されてやってくれる人が何人かいるんですけど、昔よりも「この人たちはこういうことがやりたいんだな」ということをわかってくれて、面白いですね。 So-net:アルバムのタイトル『DAZZLING SOUNDS』というのは? YO-KING:まばゆい音、ですね。まばゆいばかりの音像が詰まってますから。これは2007年、出るべくして出るアルバムですね。ジャケットもエライことになってるんですよ。シングル2枚が、有名なイラストレーターの方に書いていただいて、今回はとどめの一発ですね。 桜井:浦野周平さん。イラストを見たら「あ、この人ね」ってみんなわかりますよ。アフロのキャラで、花くまゆうさくじゃない人(笑)。これは面白いですよ。 桜井:そういう異業種のものを作る人たちとの距離感が、昔よりすごく近くなっていて。「そのおかしみ、そのわびさびがわかります」みたいな。それをその人たちは絵で表現して、僕らは音楽で表現してる。そのセッション感がすごく面白いんですよ。 YO-KING:しかもお願いする人みんな、「真心が好きです」って言ってくれる。 桜井:センスが通じてるんでしょうね。 YO-KING:タダでも描きます、みたいな。それは言ってないですけど(笑)。マスコミを使ってダンピングしてみました(笑)。 So-net:とことん利用しますね(笑)。 YO-KING:それは嘘ですけど。でも真心はあの業界には強いですよ。イラスト業界、マンガ業界。 桜井:お笑い業界にも意外と強い。 YO-KING:そういう業界受けはいいんですけどね。あとは一般受けだけ(笑)。 ■ 音楽で空気を作って、最終的に大変なことにしちゃう。ツアーにぜひ遊びに来てください。(桜井) So-net:活動休止と再開を経て、今はすごく順調なのであえて聞きます。今、音楽に臨むモチベーションは? 桜井:音楽はもう、楽しいですね。中学の時に初めてエレキギターを持って、ガーンと音を出して「うわぁ!」と思ったその気持ちが、いまだに練習スタジオに入ってガーンと音を出した時にあるんですよ。これはちょっと大変なことだなと思うので、世の中にそういうことがあるんだということを伝えたい気持ちになりますよね。それは別にギターのガーン!じゃなくても、オートバイでもサッカーでも何でもいいんだけど、そういったものが稲妻のように体を撃ち抜いて、それがまだ残っているような感覚。それがこの世にあるんだということを言いたいな。「このおじさん、楽しそうにギター弾いてるな」と。 So-net:頼もしいです。では最後に、11月から12月に行われる全国ツアーへの抱負をひとこと。 桜井:これはいつものバンドメンバーで、新しい曲をやるということですね。特に照明がどうしたとか、逆バンジーをやるとかそういうこともないので(笑)。いつものように音楽で空気を作って、最終的に大変なことにしちゃうよということは変わらず。ぜひ遊びに来てください。 YO-KING:そうですね、まぁ楽しくやるんですが、それぞれの持ち場――僕だったら歌ですけど、ほんっとにエライことになってるんです。ヴォーカリストとして旬が来てると思うんですね。今が旬の僕の歌を、ぜひ味わってください。そして、旬が過ぎたら政界に進出します。 So-net:そんなこと言うと本気にされますよ(笑)。 YO-KING:俺は都知事で、桜井は県知事。そして『知事同士』というアルバムを作ります(笑)。まぁそのくらい、進退をかけて一本一本やるツアーなので、ぜひ来てほしいですね。ツアーはほんとにすごいことになると思いますよ。 ●Text/宮本英夫
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![]() 真心ブラザーズ(マゴコロブラザーズ) 同じ大学の音楽サークルに所属していたYO-KING(Vo&G)と桜井秀俊(G&Vo)により、1989年に結成。同年9月に“THE真心ブラザーズ”としてシングル「うみ」でデビューを果たす。その後「モルツのテーマ」「どか~ん」などCM曲で人気を博し、「サマーヌード」「空にまいあがれ」など数多くのヒット曲を生み出した後、2001年に一旦活動を休止。2005年に復活してアルバム『FINE』をリリースし、新たなファンを得て精力的に活動中。 ■オフィシャルホームページ http://www.magokorobros.com/ |
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「真心ブラザーズ I will survive」です!
全曲良いしタイトルもこのお題にドンピシャ!!!!!!
無人島で死ぬにしてもrelax open enjoyでしょ
by no DAZZLING (2007-11-23 00:13)
by ペキ (2007-12-07 02:23)
「キング・オブ・ロック」と迷いましたが、聞いてる期間は「グッド~」の方が早く手に入れたので、長いのに全然聞き飽きてない。やはりいいアルバムだからでしょ。(他のアルバムもいいのいっぱいありますけど)
by maiko (2008-08-21 20:53)