BY PHAR THE DOPEST インタビュー [POWER PUSH!]
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| 「教えたいけど、教えたくない。でも本当に仲のいいヤツには絶対教えたいみたいな、そんなアルバムを作りたかった」というKREVAの言葉どおりの1枚が到着した。一足先に「恥じゃない」で8年ぶりに再始動した伝説のユニットBY PHAR THE DOPEST。そんな彼らが間髪入れずにアルバム『だからどうした!』を12月31日にリリースする。 その小粋で確信犯なサウンドは、HIP-HOPファンならずとも満足する仕上がりとなり、思わずニヤリ。 今回はお二人に、アルバムのほぼ全曲解説を挑むべく、インタビューしてきました! |
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■すべてにおいて「だからどうした!」って感じなんですよ。(KREVA) ■そうそう、結成して10年とか出会って20年とか、俺たちが30歳とかね。だからどうしたイズム全開です(CUEZERO) So-netMusic(以下So-net):BY PHAR THE DOPEST結成から10年、KREVAさんとCUEZEROさんが出会って20年、そして2人とも30歳。そんな偶然が重なったこのリリースですが、まず、今回リリースされますアルバム『だからどうした!』は、ワイルド・チェリーの「Play That Funky Music」などを筆頭に、お2人の生まれ年である'76年にリリースされた楽曲のサンプリング音源で制作されているんですよね? KREVA:うん。前作は全部サンプリングで細かくちぎってひいていたのに対して、今回は大胆にざっくりサンプリングするものから、細かくやっているのもあるし、シンセを弾いているのもあるし。 So-net:ざっくりサンプリングしているからですかね。聴いていて一般的にも耳なじみのある楽曲のフレーズが耳に残りました。 KREVA:そうだね。でも、サンプリングで作っているとか、ネタ元の曲が何かとか、なんで再結成したかとか、そういうのも“だからどうした!”って感じで。1曲1曲はスッゲーこだわってて、意味は全部あるんだけれど、わからないからどうとかってのは、俺たちはナイ。前のアルバムを聴いてなくてもいいし、戻ってくれなくてもいいし。 CUEZERO:うん。そのとおり。どこをフィーチャーしてくれてもいいし。それは聴き手の自由。でもどこを切り取られても、だからどうした。っていうか、“だからどうしたイズム”みたいなものがそこにあって。でもそれは決していい加減ということではないんだけどね。 So-net:なるほど。実は今回のアルバムのキーワードとして、1976年というものがあるということで、'76年の全米チャートや日本の時事ネタなどを見てみたのですけれど、アメリカではソウル全盛期で、ファンクも元気で。だからこそ、アルバム全体にファンク色が出ているのかな。と感じたのですけれど。 KREVA:そうだね。そういう時代だしね。だから自然にそうなったんだよね。俺らも1976年についていろいろ調べて、年間チャートの5位にワイルド・チェリーの「Play That Funky Music」が入ってるの知ってたから使ったし。 CUEZERO:(年齢が)上の層もケアできるかなと。 So-net:では、そういった時代背景を踏まえたうえで、それぞれの楽曲のお話を伺っていこうかなと。いきなりM-1に「ラストコンサート」という、これまた確信犯的な1曲を……。静かに始まっていくんですけれど、でもラストだぞ。という。 CUEZERO:やっぱり活動してなかった期間があったということで、少ないとは思うんですけれど、そこから楽しみにしてくれていた人がいるのかなぁ。という思いから、最後にライブをしたところからまた始まる、みたいなストーリー展開を思いついたときに、キタっと。前の時間軸からゆっくりつながってるって感じですね。 KREVA:これは、イタリアの映画の『ラストコンサート』からサンプリングしているから仮タイトルで「ラストコンサート」ってつけてあって、スタジオで録ってるときから、それがアルバムの最初だったら面白いよね、って話になってました。ちなみにこの映画も、'76年だったはず。(※『ラストコンサート』は1976年12月に日本で公開された純愛ラブストーリー。日伊合作) So-net:そしてこれを受けての「でっかい内緒話」。これはちょっとマカロニウエスタンな感じと、タイトルの内緒話なのにでっかい、という雰囲気がとても合っていると感じたのですが。 CUEZERO:本来小さいものですからね、内緒話は(笑)。 KREVA:そうですね。トラックにはその西部劇感はあったかもしれないですね。サビレた感じとか。歌詞は「アルバム全体を紹介するようなものを書いてよ」と社長に頼んで書いてもらったもんです。 So-net:へぇ。そして3曲目で「We back!」と。 CUEZERO:そのままですね。もう。「ラストコンサート」っていってるのに、もう戻ってきたと(笑)。 So-net:あはは。 KREVA:そうそう。ちなみに(歌詞に出てくる)ヴァンダレイ・シウバもアンジョンファンも’76年生まれです。 ■音楽が持つ雰囲気に引っ張り込まれないように作った(CUEZERO) So-net:ということはこの「だからどうした~あLet's go」に出てくる、“タハラトシチャン マッチにヨッチャ”というのも世代を意識したんですか? KREVA:これは(ラーメンズの)小林賢太郎さんと、バカリズムの升野英知さんがやっているライブ「大喜利猿」が本になってて、その本の中に、タハラトシヒコ マッチにヨッチャっていうのがあって。小林賢太郎さん最高です。 CUEZERO:躊躇しないで歌詞の中に入れたのは、感覚的なものもあったのかもしれないですね。意識して入れてはないけれど、世代にハマってくれたのならコレ幸い。って感じです。 So-net:そして「Daaam」ですが、これは内省的というかダークですね。 CUEZERO:そうですね。これはアルバムを作るときに話合ったことなんだけど、ループの雰囲気にあまりもっていかれないというか、たとえば攻撃的なトラックに攻撃的なメッセージ、メロディアスなループで女の子に対してのメッセージ、こういう切り口って既にあるんですよ。だからそういうものにはしないでおこうって。で、これ「Daaam」(デーーム)って言うんですけれど、“マぁジかよっっ!”ってことなんですけど、このテンションを、このダークなループにひっぱられないようにやるっていう、日常を切り取るというのがこの曲のコンセプトですね。 So-net:なるほど。メロディの持つ雰囲気にひっぱられない、飲まれないというのはとても大事ですよね。そしてダークをぬけ、先にシングルとしてリリースされたメロウな「恥じゃない」をはさみ、絶妙な並びの「音愕業改」と「天国と地獄」と続くわけですけれど……。 KREVA:この2曲は、千晴っていう、俺のソロ「Have a nice day!」にも参加してるトラックメーカーのものなんですけど、そのサウンドを目立たせるために、2曲並べたって感じですかね。 CUEZERO:13曲目の「やるぞやるぞと聞いてはいたけれどそれ以上にやる」でもRAPしてくれてるんです。千晴は昔のBY PHAR ~ の音とかを聴いてくれて、今回のために3曲狙い撃ちしてきてくれたんですけど、うちの2曲が、これなんですよ。 So-net:サンプリングしているのが「四人囃子」(70年代の日本のバンド)。「音愕業改」にあるループは病的なほどカッコイイですよね。イカれていますよね。 KREVA:わかります。わかります。いい意味でイカレていますね。俺は「四人囃子」を知らなかったんだけれど。 CUEZERO:多分、千晴も「四人囃子」がどういう存在かは知らないと思うんですよ。 So-net:耳で聴いてカッコイイと感覚的に感じて使ったということでしょうか。 KREVA:ですね。そいうのなんていうか知ってます? 「Hip Hop」です(笑)。ちなみに「音愕業改」の仮タイトルは「妖怪大運動会」でした(笑)。 ■アルバム1枚をとおしての、大きなループと“団地ズム” So-net:「くれ万端」は、ご自身の自己紹介ということでしょうか? KREVA:そうですね。 CUEZERO:ライブ感とフリースタイル感を出した1曲ですね。 KREVA:俺は今回は歌の役だったから、一人でRAPするのはいっぱいやったし、ちょっとレゲエで。別キャラでやってみました。 So-net:「アレ!~Let's talk about~」は言葉遊びを追求? KREVA:そうっすね。何を言っているのか聴いてくれ。って感じですね。 CUEZERO:これ、一番最初にできたやつなんですよ KREVA:ケツで韻を踏むのがRAPの基本っていうんなら、それを全部“アレ”にしてもいいよねー。ってことで出来ました。ダブルミーニングのフリしたトリプルミーニングみたいな感じなんで、自分の好きなものに当てはめて聴けるようになってるんで、楽しんでください。Let's talk about! So-net:「ファット坊や」の中に出てくる“部屋の番号は802だ”これは、お二人どちらかのお部屋の番号なのですか? CUEZERO:違います。俺たちと共通の友人がいて、そいつん家が802だったんですよ。 So-net:これはおふたりのリアルですか? KREVA:そうですね。俺たちから見た風景ですね。 So-net:団地ってキーワードが、とてもリアルで…… KREVA:俺たちは“団地ズム”(団地イズム)全開でいきたいとおもっているから。そこでしか身につかない気の使い方とかね、そういうの全開で駆け上がっていきたいですね。団地出身でも全然イケるゼ。ってね。 So-net:その“団地ズム”のバックグラウンドって個々の音楽性にも影響を与えているんじゃないかと思うんですが。 CUEZERO:メチャメチャありますよ。 KREVA:何がどうとか偉そうには言えないんだけど。集合体の中での動き方とかは団地から学んでるって感じじゃないっすかね。 CUEZERO:その空間が居心地がいいって思う人もいるんでしょうね。けどやっぱ俺は、早くこの“街”から出たい、と思ってましたね。いくつになっても実家にいて、いつまでたってもコンビニの前で自慢の車を停めて、いつまでたってもその街ん中でダベって。そういう“街”から出て、それだけではない、ほかの何かを見たかったですね。けど、団地はスゲー大事な場所ですよ。好きだとは思わないけど。 So-net:なるほど。では話をアルバムの話に戻しますが、最後は「1976年のノイズ」。これは確信犯ですよね? KREVA:はい。狙いました。最後っぽいのが最初に来たから、最初っぽいのを最後にしました。 So-net:そしてまた1曲目に戻るという。 KREVA:そうです。そうです。それによって生まれるでかいループ感みたいなものを狙いました。 CUEZERO:そうですね。 ■俺はみんなが聴いてくれないなら、音楽やらないと思うんですよ(KREVA) ■いろいろな人に刺さるものっていうのは考えて話合って作りました。(CUEZERO) So-net:こうしてお話しを伺ってきて、お2人の音楽って、リスナーにとても優しいと感じるんですよ。間口が広いというか、ジャンルボーダレス的な。 KREVA:みんなに聴いてもらうっていう意識でやってますよ。俺のRAPの韻がどうとかっていうのはやったし、もういいかな。って思って。今は時代の空気を読んだとしたら、まじめに音楽に取り組まないと、こんなに音楽がある中で届かない。みんなに伝わるように伝わるようにって作ったんで。ロックよりもロックかもしれない。 CUEZERO:夏にKREVAと一緒に10本近いフェスに出て、他ジャンルの人たちの前でやって、今まで内に向きがちだったものが、外にでたというか、俺らがHIP-HOP代表だ。って意識を初めて持ったんですよ。で、いろいろな人に刺さるものっていうのは考えて話合って作りました。 KREVA:俺はみんなが聴いてくれないなら、音楽やらないと思うんですよ。届いてナンボだと思っているから。 CUEZERO:音楽は自分にとってはデカイ仕事に関わっているって感覚で。俺が今何をやっているのかを広い場所でみんなに伝えたい。だからそのチャンスは逃したくない。大事にしたいですね。HIP-HOPしかやってきてない俺がスピッツさんや民生さんが刺さったワケだから、その逆もあると思うし。そっちのほうが大事ですよ。 ●Text/編集部 衣装協力/CHAPTER、Camps、NORMAL |
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![]() BY PHAR THE DOPEST(バイ ファー ザ ドーペスト) KREVAがKICK THE CAN CREW結成前に、幼ななじみのCUEZEROと組んでいた伝説のユニット。97年に1stシングル「切り札のカード」、翌98年に1stアルバム『BY PHAR THE DOPEST』と2枚の12インチ・シングルを発表。2006年はBY PHAR THE DOPEST が結成されて10年目の年にあたる。 2007年1月19日 大阪・なんばhatch、26日 東京・SHIBUYA-AXにて行なわれるライブイベント“FREE NATiON vol.1.”への出演も決定。 ■オフィシャルサイト http://www.bmgjapan.com/bptd/ |
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横浜レゲエ祭2006 |オムニバス(芸能 娯楽 【音楽ヒットチャート】 2006-12-31 13:43)
今年初めて濱レゲに参戦しました!!もぉサイコーとしか言えないくらいょかったぁー(*'。`)あのバイブスを....
今年初めて濱レゲに参戦しました!!もぉサイコーとしか言えないくらいょかったぁー(*'。`)あのバイブスを....
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