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| ベースであるブラック・ミュージックに多彩な音楽性を融合させた“モダン・スリーピース・ロックバンド”を標榜するPrague(プラハ)。同時代的な蒼いエモーションをクールかつ刺激的なグルーヴに昇華させたメジャー・デビュー・シングル「Slow Down」には、弱冠23歳のグループとは思えない洗練と高度なポップ感が共存。ノリをポーズにしない。共感を協調にすり替えない。右に倣えが蔓延するシーンにおいて、早くもこのバンドの特異性を鮮やかに提示してみせる。頑固かつ柔軟な姿勢で変化を続け、才覚を自信に変えるために挑んでいこうとする3人に話を聞いた。オンリー・ワンであることが素晴らしいとわかっていても、相変わらず人は皆、隣人の顔色を見て、そこから浮くまいと世の中の流れに合わせては心の平安を得ている。そんな時代を共にする彼らもまた、唯一無比であろうとすることに傷つきながら、有り体の枠に収められまいともがいてきた人たちではなかろうか。 |
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■バンドの創成期を経てシーンと対峙してゆくまで
So-netMusic(以下So-net):以前はSound Coordinationという名で活動されていたそうですね。 鈴木雄太(Vo&G):はい。Pragueになったのは、結果的にメジャー・デビューのタイミングということになってしまったんですけど。でも3人とも、元々バンド名には無頓着だったので、この期にキッチリと決めようということで。 So-net:Pragueとなったのはどういう経緯で? 伊東賢佑(Dr):最初は意味合いを第一に候補を考えてたんですけど、最終的には響きで決めました。後々考えたら、どのジャンルにも属さない名前というか、強烈なロックの印象を受けるわけでもなく、ポップすぎるわけでもなく、その辺もすごく気に入ってます。 So-net:偶然にもバンドの方向性とも通ずるものがあったわけですね。各々が影響を受けた音楽はそれぞれ別のものだったんですか。 金野倫仁(B):俺はYMOです。ルーツというより、今、ですね。もちろんリアルタイムではないし、YMOを知ってからまだ日が浅いんですけど、23年間生きてきて、音楽も人間的にも、いちばん響いたのがYMOだって言ってもいいくらい。自分は元々、アーティストそのものに人間的な魅力を求めるタイプではなかったんですけど、YMOに出会って変わりましたね。あの3人のぶつかり合いもすごいし、世間を逆手に取ってる姿勢もカッコいいし、しかも音楽性を変えながらも歴史に名を残している。その存在そのものにすごく憧れますね。 So-net:鈴木さん、伊東さんは? 鈴木:「生涯この人!」っていうのはないんですけど、今は山下達郎さんをよく聴いてます。ソングライティングがすごく安定しているし、長く聴かれる秘訣を知っている人なんだろうなあと。誰もやったことのないことをやり続けている、そこに惹かれますね。 伊東:そう、結成当時からメンバー全員にルーツってものがなかったんですよ。だからコレっていうのを挙げるのは難しいんですけど、俺が高校生のときに影響を受けたのはニルヴァーナでしたね。その当時、メロコアとかパンクが流行ってましたから。 So-net:いずれもがPragueの“姿勢”に影響しているようで興味深いです。Pragueの原型は、まず鈴木さんと伊東さんが高校の同級生同士でバンドを組んだことから始まり。 鈴木:そうです。その後、二人で音楽専門学校に進み、そこで楽器を勉強して。役に立つところだけ吸収して、その後はあまり学校には行きませんでしたけど(笑)。 伊東:ただ学校に通うということよりも「自分にとってここは大事、ここは要らない、ここが足りない」っていう、意識の持ち方と柔軟性をそこで学んだような気がします。 So-net:金野さんはお友達の紹介でバンドに参加されたそうですが、バンドが軌道に乗るまでは少し時間がかかったようですね。 伊東:お互い会話もロクに出来ず、自分の意見もまともに言えず、みたいなのが最初はずーっと続いてて、その状態にすごく腹が立ってましたね。ただ俺と鈴木は元から一緒にやってたし、仲もよかったので、その中に金野が入ってきて、多少は居づらかったのもあると思うし。まあ、今だからそんなことも言えるんですけど。 金野:ちょうど3人とも、いわゆるイキがってる時期だったというか。周りが見えない、自分が一番、みたいな根拠のない自信に溢れてる時期だった・・・当時を振り返ると、多分そういうことだと思います。もう思い返すだけでツライ・・・(笑)。 伊東:(笑)。この3人で初ライヴをしたのが埼玉だったんですよ。それから東京のライヴハウスに出るようになって、それから徐々に徐々に意志の疎通が取れるようになってきて。目指す方向が一緒になってきたんですね。結成して半年から1年くらいかな。そこからはもう自然と意見を言い合えるようにはなってましたね。音楽と同時に人間的な部分もすごく成長していった時期だったと思います。 金野:結成から間もないのに、すごいスピードで、いろんなことを経験させてもらったんですよね。この3年半の間に、10年分くらいの経験したんじゃないかっていうくらい、すごく濃い年月を過ごしたと思う。いい出会いもあったし、いろんな音楽も知ることができたし、普通なら行けないようなところまで、いきなり連れて行ってもらえたというか。 So-net:周囲の期待が大きかった分、それに伴う努力もプレッシャーも相当なものだったでしょうね。 鈴木:そうですね。最初、俺と金野は相手に対して自分の意見すらちゃんと言えなくて。でも、たくさんの人と出会うわけですから、人見知りなんてしていられない・・・まず人間的な部分を変えなきゃいけないっていう、そこからでしたよね。 伊東:結局、俺らはインディーズで結果を残してきたわけではないので、注目してもらえたことに対しての驚きも正直あったんですよ。周りにはすげえ頑張ってるバンドもたくさんいたし、「なんで俺らなんだ?」っていう。でも漠然とプロになるとか、メジャー・デビューするとかっていうのは目標のひとつではあったから、当初から周囲の言葉は純粋に受け止めることができたんですよね。ただ、周りから言われることを解釈してるだけではダメで、自分らの意見も意志も必要だし、大事なんだなっていうのも徐々にわかってきて・・・まだまだ成長過程ではありますけどね。 ■自分たちを奮い立たせるモチベーション 「どこにも属さない音楽」 So-net:では「バンドとしてこうありたい」というのは?音を聴けば一目瞭然ですけど、今の流行のバンドとは、やはり一線を画してると思うので。 鈴木:それは自覚してるというか、他のバンドと同じにはならないようにしてた、というニュアンスのほうが近いかもしれないです。 伊東:今よりもまだ未熟だった頃は「毒がない」って言われたこともありましたね。でも東京でライヴを重ねていくうちに、同じような音楽性のバンドさんが仲良く群れているっていうんですかね、そういうのを目の当たりにして、すごく疑問に思ったんですね。俺らはもっといろんなことをやりたかったんですよ。○○ロック、○○系ってカテゴライズされるのも、「○○みたいだね」って言われるのも、世の中のニーズというか決まった流れみたいなものもすごく嫌だった。だから今もそこには絶対に逆らっていたいんですよ。 So-net:なるほど。では、様々な音楽を聴いては吸収してきた3人が同じ方向性に行き着くまでというのは? 鈴木:高校のときはパンクをやってましたけど、レッド・ホット・チリ・ペッパーズも、クーラ・シェイカーも、ブランキー・ジェット・シティも好きで聴いてて。そういういろいろな音楽のエッセンスを頭で考えずに、うまい具合に曲に落としこめた、うまい具合に曲としてまとめられたっていう、それだけなんですけどね。ただ単純に俺は頭が悪かったからかもしれないんですけど(笑)。やり始めた頃はアンサンブルもメチャクチャだったけど、それをまとめる力が少しずつついてきて、今の形になったというか・・・無意識なんですけどね。それでもここまでうまく進んでこれたのは、3人の中で「これはいいな」「これはダメでしょう」っていう感覚が共通してたからだと思うんですよ。 金野:無意識のようでも、それぞれが自分の中で計算した上で成り立っているものなのかも知れないんですけどね。でもいちいち細かいところまで話し合わない。疲れちゃうし(笑)、それじゃつまらない。 So-net:その奇跡的なバランスが、どこにもない“モダン・スリーピース・ロックバンド”を成立させていると。それにしても言い得て妙な形容ですね。 伊東:自分で考えました。響きもいいし。 鈴木:ライヴハウスに出るときに、どんなジャンルかを書かなきゃいけないんですけど、そこにね、“モダン・ロック”って書いて。 So-net:それはカッコいいですねえ。 伊東:それは背伸びなのかも知れないんですけど。 鈴木:でも、背伸びしてたいですよね。 So-net:わかりますわかります。個人的には今のJポップってすごく子供っぽいと思うし、同じようなことを同じような言葉で歌ってることにまず辟易してしまうんですよね。それはさっき伊東さんが言ってた「群れる」ってことと通ずるような気がするんですけど。 伊東:それは俺らもずっと感じていて、それがバンドのエネルギーになってたりもするんですよ。 金野:本当に一部分だけしか見てなくて、そこだけすくって同じような音楽を出して、それを繰り返してたら一体どこに行き着くんだろうと思いますよね。怖いですよ、ホントに。誰かが新しい流れを作っていかないと。 So-net:「俺たちが覆してやるぜ」っていう気持ちは・・・ 全員:ありますね。 伊東:今、歌詞ばかりが重視されるっていうのも、結局はリスナーが求めてるからっていうことだと思うんですけど、でもだからといって俺らが演奏面だけをゴリ押ししたところで単純にアウトローであるだけなんですよ。シーンの中に入り込んだことにはならない。だったら歌詞も含めて全部磨いていけばいいと思うんですね。そうやってブチ壊していきたいって思ってるんです。 So-net:アングラなバンドになるのではなく、あくまでもシーンに切り込みたいと。とはいえデビュー・シングルのタイトルが「Slow Down」。 全員:(笑)。 ■「自由になれる音楽があって当然だろう」 So-net:“踊れるロック”というのは不変のテーマなんですか。 鈴木:いや、単純に基盤です。テーマというのとはニュアンスが違って、俺らが大事にしているところというか。これからもいろいろなバンドの在り方を見せていくと思うので。 So-net:音楽的な素養がたくさんある中で、デビュー・シングルに“踊れるロック”を打ち立てたのは? 伊東:歌詞を読むよりもまず“自由になれる音楽”があって当然だろうっていうのがあったんですよ。そこが基本になってますね。 鈴木:よくある“静と動”みたいなものをテーマにしてた時期もあったんですけど、それはもういいやと。でもビートはそのままあってもいいんじゃないかっていう感覚ですね。もちろんライヴを意識して曲を組み立ててはいるんですけど。 So-net:踊る、気持ちよく身を任せる、いろいろな楽しみ方ができる曲だと思うんですけど、その中にもハッとさせられる言葉や音が随所にある。それがPragueの醍醐味なのかなと。でも、この先どんどんスキル・アップが要求されてくるような気もしていて。 金野:そうですね。最近、自分たちがやろうとしていることはすごく大変なことなんじゃないかっていう自覚が出てきたんですよ。でも、ちゃんと録ろうと思ったら、本気でやろうとしたら、生半可なプレイじゃ許されないですからね。だからまだまだ伸びしろはあると思うし、それをモノにできたらもっともっとすごい曲ができるだろうし、そのときは本当に敵がいなくなる、自分たちにとっても相当な自信になると思うんですよ。 So-net:でもどこにも属さないってことは茨の道でもあると思うんですよ。もしかしたら「ロックで踊るってどういうこと?」って思う人もいるかもしれない。 鈴木:そうしたら俺らが「こうしたら楽しいよ」っていうのを教えてあげればいい。俺らが見せていけばいいと思ってますね。 ●Text/篠原美江
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![]() Prague(プラハ) 関東出身、“モダン・スリーピース・ロックバンド”を掲げるニューカマー。同じ高校で三年間同じクラス、軽音楽部、プライベートも一緒にいた腐れ縁の鈴木雄太(Vo,G)と伊東賢佑(Dr)の二人が、同じ音楽専門学校に進み、2006年に金野倫仁(Ba)と出会って結成。都内のライヴ・ハウスを中心に活動を重ね、自主制作盤を2枚出したところでソニー・ミュージックの目にとまる。2009年9月9日、未曾有の可能性を予感させるシングル「Slow Down」でキューンレコードよりメジャーデビュー。今後の展開が期待される。 ■オフィシャルサイト http://www.praguemusic.jp/ |
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| まったく異なる性(声)質を持ったMISAKIとSTEPHANIEによるユニットLove。まさにLoveというユニット名があらわすように、2人が放つ歌にはさまざまな形の“愛”が宿っている。8月26日にリリースされるデビューシングル「First Love ~ラブレター」のリード曲「ラブレター」は、ズバリ初恋の相手につづったラブレターといえる、ピュアな思いにあふれた切なくも心温まる作品となっている。デビュー前から話題となっている注目のユニットLoveの2人に、デビュー曲についてはもちろん、2人の関係性などについても話を聞きました。 |
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■対照的な二人が奏でるハーモニー
So-netMusic(以下So-net):Loveが結成されるまでにはいろいろ紆余曲折があったそうですが。2人が出会ってから現在に至るまでを教えていただけますか? MISAKI:2年前に一緒に歌うパートナーを探しているときにSTEPHANIEを紹介されたのがきっかけですね。でも、出会ったときは正反対の声だったので、ユニゾンとかしてもデコボコな感じでぜんぜん合わなくて。それから2人でボイストレーニングに励んで、気づいたらきれいにひとつに重なるようになりましたね。 So-net:透明感あふれるまっすぐな歌声のMISAKIちゃんの声とグルーブ感あふれるSTEPHANIEちゃんの声という、2人はまさに対照的な声を奏でているけれど、そういったまったく異なるものがひとつに重なったときの心地よさといったら、もう無敵だよね。 STEPHANIE:ここまでたどり着くのは本当に大変でしたね。そのためにレッスンだけであわせるのではなく、普段の私生活から息を合わせることが大事なんだって。毎日一緒にご飯食べに行ったり、遊んだり、お互いの家に泊まりにいったり、コミュニケーションを頻繁にとるようにしてましたね。 MISAKI:私はSTEPHANIEに会う前から、周りの人にどんな人なのか聞いてはいたんですけど、STEPHANIEが来た瞬間のオーラがすごくて。そのあと一緒に歌を合わせたんですけど、なんかわかんないけどこの感覚すごくいいなって。びびっと運命のようなものを感じましたね。 STEPHANIE:MISAKIは人見知りで、最初はすごくクールな子だなっていう印象があったんですよ。だけど、いろいろ話していくうちにどんどんMISAKIのよさを知って、一緒に歌いたい、デビューしたいって思いが強くなっていきましたね。 So-net:2人は性格も対照的だそうで。 STEPHANIE:正反対ではあるんですけど、合う部分はぴったり合うよね(とMISAKIを見る)。 MISAKI:笑いのツボとか一緒だし。 STEPHANIE:ご飯食べにいってもよくかぶるしね。 So-net:2人が共通して好きなのは? STEPHANIE:食べ物だとアボガドとマグロのサラダ。 MISAKI:お笑いだと響さん、フルーツポンチさん、はんにゃさん。あと、ダウンタウンさんは外せないよね。 ■2人でいれたからこそ、頑張ってこれた So-net:そんな2人が一緒にLoveとしてこの夏デビューが決まったわけですが。最初にこの話を聞いたときはどんな気持ちだった? STEPHANIE:すごくうれしかったんですけど、あまりにもいきなりだったんで、唖然としてしまったというか。 MISAKI:「あっ……はい……」って。実感がなかなか沸かなくて。 So-net:振り返ってみて、正直、あきらめたくなる瞬間はあった? STEPHANIE:とにかく“歌うことが好き”という気持ちだけでこれまで一緒にやってきたんですけど、何に向かって頑張ればいいのか、このまま歌っていていいのかって、目標が見えなくなってしまったときはありましたね。だけど、そんなときに頑張っていれば絶対何かにつながるから! あきらめないで頑張ろう!って、お互いに励ましあうことができたんですよね。 So-net:2人でいることが何よりの支えだったと。 MISAKI:本当に。何かあるたびに2人で頑張ろうって気づいたら言い合ってましたね。 So-net:そして、デビューシングル「First Love ~ラブレター」が完成しましたが。最初にリード曲の「ラブレター」を聴いたときはどんな気持ちだった? STEPHANIE:自分たちだけの曲は初めてだったので、それが歌える喜びと幸せでいっぱいでしたね。 MISAKI:感動しましたね。 STEPHANIE:1曲目の「Two Hearts」はデビュー曲用に書き下ろしたわけではなく、いろんなタイプの曲を歌ってみようと、かなり前に仮歌を録った何十曲中の1曲だったんですよ。だけど、私達も周りのスタッフの方達もあの曲すごくいい曲だよねって、ずっと気に入っていて。 MISAKI:気づくと頭の中にメロディーと歌詞が残っていて、口ずさんでたんですよね。 So-net:初めて耳にした瞬間から温かい気持ちになれるんだけど、何回も聞いていくうちにどんどん心の深いところに、 STEPHANIE:いい意味でグサグサ突き刺さりますよね。 So-net:本当に。 ■この曲をラブレターとして好きな人に送ってほしい STEPHANIE:今回のシングルは全体を通して“恋愛”をテーマにはしているんですけど、じっくり歌詞を読んでいくと、これまでいろんな困難があったけれど、頑張ってここまできて、さらにこの先も進んでいくという。私達2人が歩んできた道だったり、今まで感じてきた気持ちにもすごく似ていて。恋愛だけじゃない、深い愛情が表されているんですよね。 So-net:まさにデビュー曲にピッタリ! 未来を感じさせる曲だよね。 MISAKI:すごく前向きなんだけど、人が心の中で思っている弱い部分も表されていて。だからこそ、より前向きな強さが感じられる曲だと思いますね。 STEPHANIE:一瞬ガッと落ちる部分もあるけど、最終的な着地点はポジティブという。感情の揺れを歌声でもうまく表現できたと思います。 So-net:そして、2曲目の「ラブレター」では2人で作詞をされてますね。 STEPHANIE:この歌詞を書くために、3日間ぐらいガールズトークをしまくったんですよ(笑)。そこで初恋をたどったり、私達だけではなく、いろんな方達の意見も取り入れさせていただいて、かなりリアルに書けたと思います。 So-net:素直に相手に伝えられない気持ちを2人が全部代弁してくれたって感じで。 STEPHANIE:歌詞というよりはこのままラブレターとして出せるメッセージといいますか。今まで思い出に残っている恋愛を思い浮かべながら、いまその相手に手紙を出すならばどんな内容の手紙を出すかって。 MISAKI:まさにいまの2人からのラブレターですね。だから、ここに描かれた気持ちに嘘はないですし。歌詞をそのまま言葉にしても言えるんだけど、やっぱり恥ずかしくていえないみたいな(笑)。 STEPHANIE:本当に素直で純粋な楽曲になりましたね。私達が歌で何より伝えたいのは歌詞やメッセージで。いかにリスナーの人と同じ気持ちを感じあえるかという部分を重要視しているんですよ。 MISAKI:そういった意味でもこの曲は幅広い年代の人達と思いを共有できると思いますし、ぜひ片思いをしている人はラブレターとして、この曲を好きな相手に贈ってもらえたらうれしいです。 STEPHANIE:ぜひカラオケとかで好きな人に向けて歌ってほしいですね。 So-net:また3曲目の「secret base~君がくれたもの~」はZONEのヒット曲のカバーですね。 MISAKI:スタッフの方に夏の曲で思い出に残っている曲はある? って聞かれたときに、昼ドラの主題歌ですごく鮮烈な印象が残っていて。 STEPHANIE:実際に2人で歌ってみたらいいねって。それまず月刊EXILEの添付CDに収録させていただいたんです。 MISAKI:そしたら、すごく反応がよくて。今回も入れさせていただいて、ZONEさんとは違ったLoveらしい「secret~」をみなさんに感じてもらえると思います。 ■お互いに支えあって“愛”を伝えていきたい STEPHANIE:とにかく今回は3曲ともに感情をむき出しにして歌いましたね。レコーディングのときは別々に歌録りだったので、アイコンタクトをとりながら2人一緒に歌うことはなかったんですけど、片方の声を聴きながら、実際に声が聴こえてなくても一緒に歌っている気持ちで、MISAKIの存在を感じながら歌うことができましたね。 MISAKI:私達はハーモニー、ハモリを大事にしているので、そこもぜひ全体を通して聴いてもらえたらうれしいです。 So-net:そう考えると、ある意味、二人が出会ってからの2年は必要な期間だったのかもね。 STEPHANIE:そうですね。しんどかったこととかたくさんあったんですけど、つらいときに2人で一緒に乗り越えることができたことで絆がよりいっそう深まったと思いますし、あきらめないという向上心がさらに強く芽生えましたし。今思うと絶対に必要な困難だったと思いますね。 MISAKI:この2年間があったからこそ今のLoveという形になったと思いますし。それが歌にもちゃんと表されていると思いますし。 So-net:お互いの長所だけでなく、欠点も含めてわかりあえ、尊重しあえている関係が構築されているのかなって。 STEPHANIE:これまでケンカとかもなく、自分が悪かったなと思ったときは素直に謝ったり、注意しあえるすごくいい関係がMISAKIとは築けているんですよね。私はMISAKIに対して単なる仕事仲間としてみたくなくて。ちゃんとひとりの人間としてみたいので、MISAKIがつらいときは私が助けたいし、私がつらいときはMISAKIがフォローしてくれるし。これからもお互い支えあって、Loveの根本のテーマである"愛"を2人の歌を通じて、たくさんの人に伝えていけたらと思います。 MISAKI:今回のシングル「First Love~ ラブレター」ではじめの第一歩を2人で踏み出すことができて今本当にうれしい気持ちなんですけど、これからもっともっと2人で向上心を持って、聴いてくれるみなさんと一体となれるような歌をたくさん歌っていきたいですし、CDだけでなくライブなど、さまざまな活動を通して私達の思い、愛を一人でも多くの人に届けていきたいと思います。 ●Text/星野綾乃
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![]() Love(ラブ) MISAKIとSTEPHANIEによるガールズヴォーカルユニット。 ユニット名のもとになっているのは所属事務所LDHの名前の由来であり、先輩であるEXILEの究極のテーマでもある“Love, Dream, Happiness”というキャッチフレーズ。CDデビューに先立ち、雑誌「月刊EXILE」2008年8月号添付CDや着うた配信により、ZONEの名曲「secret base~君がくれたもの~」のカヴァーでプレデビューを果たす。また『EXILE BALLAD BEST』に収録された「Love, Dream&Happiness」にも参加している。2009年8月26日、LDHによる『Love、Dream、Happiness』プロジェクトの先陣を切って遂にデビュー。 ■オフィシャルサイト http://www.love-ldh.jp/ |
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| ジャマイカと日本のミックスであるWillie(ウィリー)と、元トップ営業マンのNori(ノリ)という異色の経歴を持つユニット、Vijandeux(ビジャンドゥ)。ゴダイゴの名曲をカバーしたデビュー・シングル「ビューティフル・ネーム」が話題沸騰中の彼らが、7月22日にセカンド・シングル「バーニン☆ダーリン~KOISEYO DANSHI~」をリリースする。"恋せよ男子"のタイトル通り、恋愛応援ソングとして夏の海をテーマにした本作は、共感呼びまくりなストーリーに、思わず笑顔にならずにいられないアゲアゲチューン。Vijandeuxは夏の恋を応援します。 |
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■ボタンひとつで消されない音楽を作りたい
So-netMusic(以下So-net):5月にシングル「ビューティフル・ネーム」でデビューして、今回がSo-net Music初登場になりますが、お互いを簡単に他己紹介してもらってもいいですか? Nori:そういうの新鮮でいいですね。答えにくいけど(笑) Willie:照れるなぁ(笑)。 So-net:じゃあ、まずNoriさんがWillieさんを紹介してください。 Nori:Willieはボーカルで、曲も作れるし、歌詞も書けるし……でも、パフォーマーとしてもずば抜けてると思うんですよ。もしWillieが普通の見た目の日本人だとしても、内面から出てるエンターテインメント性は普通じゃないと思いますね。声もそうなんですけど、生まれ持ったものがすごくあるというか。そのパフォーマンスと声が相まって、今みたいな見え方になってると思うんですけど。 So-net:Willieさんから見たNoriさんは? Willie:そうですね~。一緒に始めた頃は、“俺、ギタリストじゃないから”みたいなのが口癖で。最初に音源を作ってたときは、Noriがアレンジとか、ミックスとか、エンジニアみたいなこともしてたんです。そのときに音の匂いっていうか、そういうのをつけたりするセンスが日本人離れしてたというか。クラブミュージックとか、イギリスの音楽とかまで知ってる、そういう音を出すなと思ってて。それに自分の声が乗って、作品になっていくことにすげー最初感動したんですよ。 So-net:お互いメンバーでありつつ、尊敬できるひとりっていうことですね。 Willie:そうですね。普段は言わないですけど(笑)。 So-net:デビューしてから、何か変わってくるものはありました? Nori:ガラッと変わったものはないですけど、より多くの人に向かって届けてる感は強くなりましたね。あとはリアクションもあるので、それを受けて次はこういうのやってみたいなとか、そういうポジティブな刺激もあります。 Willie:もともとマニアックな音楽ばっかり聴いてたんで、そういうものを突き詰めてた時期があったんですよ。だけど最近は、たくさんの人が聴いてくれて、元気になったり、喜んだり、ポジティブになれる曲ってなんだろ、って考えるようになったというか。自分がかっこいいと思うものを追求するのも大切だけど、みんなが一緒に共有できるものを作りたいなって。そう思うようになったのは去年とか、一昨年くらいからなんですけど、そしたら今の流れにいるというか。 Nori:そういう“みんなのうた”的なものに、僕らが知ってるマニアックなエッセンスを入れて、聴いたことのないようなJ-POPにならないかなって。そういうのは四六時中考えてますね。 So-net:Vijandeuxの曲って、昔の名曲とか、そういうものの匂いを残しつつ、最近の新しい要素を取り入れていく感じが真ん中にあると思うんですよ。 Nori:ほんとですか、ありがとうございます。時代に流されない音楽って存在しているし、それは今まさに音楽を作っている僕らにも、存在しえるはずだっていうのは信じているので。その変わらないための要素と、今の時代に届ける要素っていうもののバランスはすごく考えますね。今ってなんでもデジタル化されて消えやすい時代なので。音楽もボタンひとつで消えちゃうじゃないですか。ボタンひとつで消されない音楽を作りたいなっていうのはありますね。 ■やっぱ、恋するタイミングは夏しかないですよね So-net:セカンド・シングルとなる「バーニン☆ダーリン~KOISEYO DANSHI~」は、今の季節にぴったりな、夏の海をテーマにした明るい曲ですけど、この曲を作ったきっかけは? Willie:なんか、“夏曲いってみようか!”みたいなテンションになって。“夏っていったら海でしょ”って湘南とかの海とかでスピーカーから流れてるイメージをガーッッと膨らませながら、ブワッッと作った感じなんですけど。 So-net:やっぱり夏とか海とか、そういう状況になるとテンションが上がるタイプですか? Willie:まぁ、常に上がるんですけど、毎年夏は背水の陣ですよね。 So-net:背水の陣って(笑)。後がないってこと!? Willie:今年、今日、このタイミングを逃したら、来年までチャンスはないぜ、みたいな。 So-net:それは恋愛的な部分で? Willie:やっぱ、恋するタイミングは夏しかないですよね。他にもポロポロあるけど、“やっぱ夏だろ”みたいな。夏って洋服とかもみんなあと1枚感があるじゃないですか(笑)。その“あと1枚”感を、“男子いっちゃえ”っていう、そういう気持ちで。 So-net:男子応援ソングですよね。 Willie:超応援ソングです。応援団長いきます! Nori:最近は女の子が強いみたいですけど、さすがに海ですごいかっこうした女の子が、“ねえねえ”とは言ってこないじゃないですか。そこは男が行けと。女の子がなんのために水着を着て、なんのためにかわいくしてんのかと。 So-net:なるほど!でも、実際の2人はどうなんですか? Willie:夏は、いや、、あの、、、めっちゃシャイボーイで……。“あ、あいつ俺のこと見てるよ”、“ぜってー見てる、俺のこと好きだし”みたいな。 So-net:でも、声はかけられない? WIllie:“俺いけるよ”とか言うんですけど、いざタイプの子が目の前に来たりすると、“うん、いや、、え、、、後で後で”みたいな。それでその年は過ぎ、次の年は“今年はぜってー声かけるよ”って言って、グワーッていくんだけど、“えー、シカト!”みたいな。それで傷つき……。でも、実際女の子に訊くと、“いや、あのときはとりあえずいろんな男が声かけてくるから、適当にハイハイって感じにしといて、実は後であの人かっこよくなかった?とかって話をしてるよ”って聞いて、“マジで!?”みたいな。そういうのの繰り返しですね。それでなんとかメアドをゲットして、メール送ってみたけど返ってこない。 Nori:それで歌詞にもある〈結局「やさしい人ね」ってバイバイ〉っていうオチなんですけど。 So-net:この一言がこの曲を全部表してますよね。 Willie:でもね、“バイバイ”って言える仲になれるかどうかっていう、それもすごく大切なことで。それだけでも楽しいじゃないですか。一緒にご飯食べて、ワーッて遊んで、“バイバイ、また遊ぼうね”って。それでまた遊べるかもしれないし、遊べないかもしれないし。騙されちゃっただけかもしれないけど、そこは自分のコレっす(ペシペシと腕を叩く)。 So-net:〈結局「やさしい人ね」ってバイバイ〉って言われてもいいからアタックしようということですね。 Willie:そうです。それが重要なんです。 ■好きな子の手を触るだけでもぶちアガリなんですよ So-net:2曲目の「ワンタッチしたいキモチ」は、シティポップみたいな感じがありつつ、ラップっぽい要素とか、ファンクっぽい要素が入ったり。この曲はどういうふうにできあがったんですか? Willie:最初はエモーショナルなものになればいいなと思って。で、シンプルに、だけどダンサブルに、ちょっと洋楽っぽい匂いを残したいなって、そういういろんなことを考えながら作ったんですけど。 So-net:“ワンタッチしたいキモチ”っていう言葉はどこから? Willie:ジャマイカで、例えば兄弟とか、すごく親しいブラザーとかのなかで、心と心が通じ合ったりしたときに“ワンタッチ”って言うんですよ。 So-net:普通に英語の綴りの“one touch”? WIllie:そうですね。“what's up”みたいなノリに近いんですけど。でも、普通に“触る”とか、いろんな意味に取れたほうがいいなと思って、カタカナにしました。 So-net:もともと恋の曲を書こうと思ったわけじゃないんですね。 Willie:ラブソングではあるんですけど、ラブソングのなかでも、ほんとに"どピュア"な、中2の少年が思ってる気持ちというか。自分の場合も"どピュア"だったりしたし。触りてーとか、めっちゃエロいことも考えるけど、好きな子の手を触るだけでもぶちアガリなんですよ。手に触れることが出来た日には、マサイ族かってくらいのジャンプをしちゃったり(笑)。だけど、心がつながれば絶対にうれしいと思うし、つながりたいと思ってるし、やらしいことも考えてるし。男の子のなかではいろんなことがワーってなってるじゃないですか。 Nori:そういう部分って、男だったら絶対にあるじゃないですか。これも夏曲なんですけど、1曲目の「バーニン☆ダーリン~KOISEYO DANSHI~」がある意味チャラかったら、こっちはピュアな男の内面的な曲であったらいいなって。それで自分らの過去をさかのぼった、もしくは今もまだ持ってる気持ちを曲にして。 So-net:個人的なイメージとしては、こっちのほうがVijandeuxの本質が出てる気がしますね。「バーニン☆ダーリン~KOISEYO DANSHI~」は、〈結局「やさしい人ね」ってバイバイ〉ってフレーズが出てきて、初めて本当の意味で共感するんですけど、「ワンタッチしたいキモチ」は全編共感できるというか。たぶん、2人ともいい人なんだろうなって。 Nori:全然自分で自分のことをいい人ですとは思わないので、それはわかんないですけど。 Willie:まぁ、あるかな(笑)。 So-net:確かに自分で自分のことをいい人ですとは言わないですよね(笑)。ただ、ライブを見る限り、まだまだいろんなタイプの曲がありますよね? Nori:曲は現在進行形で作ってますね。既にいっぱいありますけど、さらに作ってて、リリースのほうが間に合わないくらいです。 Willie:せっかく届けられるところにいると思うので、いろんな形で届けていけたらなと。虹男って感じで、七変化したいですね。 So-net:今後の予定はどんな感じですか? Nori:海とかでもライブが決まってるので、どんくらい腰を振ろうか練習してます(笑)。僕らはライブが本当におもしろいと思うので、音源を聴くなり、買うなり、ダウンロードなりしてもらったら、ライブに来てほしいですね。楽しさが何十倍にもなると思いますよ。 ●Text/タナカヒロシ
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![]() Vijandeux(ビジャンドゥ) ジャマイカ人の父と日本人の母を持つWillie(Vo)と、琴奏者の母を持つ元サラリーマンのNori(Gt&Cho)によるユニット。太陽のような輝きを放つ歌声と、古き良き匂いを感じさせつつも様々な音楽性を取り込んだ新鮮な楽曲は、一度聴いたら耳から離れない独自のJ-POPを構築。今年5月にゴダイゴの名曲「ビューティフル・ネーム」を個性的なレゲエアレンジでカバーしてデビュー。7月22日にセカンド・シングル「バーニン☆ダーリン~KOISEYO DANSHI~」をリリースし、今夏は各地のビッグイベントにも出演決定。ジャマイカと日本の歌心が幸せな出会いを果たした大型新人として期待を集めている。 ■オフィシャルサイト http://www.vijandeux.net/ |
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| え? これ本当に日本のバンド? とジャケットを二度見してしまったほど印象的なヴォーカルとオールドギターからかき鳴らされる60年代、70年代のガレージロックンロールのニオイ。たった一曲でこんなにもバンドのルーツミュージックがすけて見えるアーティストに出会ったのは久し振りの感覚で、どうしようもなくワクワクするのも久し振り。そんなとびきりヒップでイカした4人組のTHE BAWDIESだが、今回のデビューシングルはプロデューサーに、LOVE PSYCHEDELICO のNAOKI氏を迎え、音楽ってやっぱり楽しい、ライヴに行きたいと思わせる方程式を見事に打ち出してくれた。今回はシングルの話はもちろんのこと、仲良し同級生のメンバーのバンド結成のいきさつまで、大いに語ってくれました。 |
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■仲良し同級生3人組+TAXMAN?
So-netMusic(以下So-net):すでにインディーズではアルバム2枚、シングル1枚をリリースし、海外でのライヴも経験済みなわけですが……。まずは、オーストラリアツアー、お疲れ様です。 JIM(G&cho/写真右):ありがとうございます。楽しかったですよー。 ROY(Vo&B/写真右から2番目):向こうはすごい寒かったんですよ(笑)。夏だと思って半袖とかたくさん持って行ったのに、日本を発つときと同じ格好をしてましたね。水着もおいてきました。向こうに(笑)。 JIM:だよね。半袖は全然着ませんでした(笑)。 TAXMAN(G&Vo/写真左):海鮮が(笑)、ロブスターがおいしかったです。ワラビーも。 So-net:さて、どうでしょう、海外のオーディエンスの反応などは。 ROY:オーストラリアは二度目なんですが、前回よりはかなり冷静にプレイできましたね。また今回はフェスが入ったことが大きかったかなぁ。お客さんも大勢ですし、最初から楽しめて演奏できました。 TAXMAN:多少慣れたって感覚、余裕がある状態でライヴができましたね。 MARCY(Dr&Cho/写真左から2番目):フェスのときのお客さんの反応を見て感動しましたね。去年の課題もクリアできたし、成長できましたね。 So-net:では、そんなみなさんですが、今回初登場なので、軽く自己紹介代わりに出会いからバンド結成までの道のりを教えてください。 ROY:MARCY、JIM、僕の3人は小学校からの同級生なんです。 JIM:最初、俺とMARCYの2人でROYのことバカにしたことあります(笑)。「うわー、カッコつけマンきた~」とか言って(笑)。 So-net:アハハ。絵に描いたような小学生ですね。 ROY:僕、その頃からジェルとか髪につけてて(笑)、ちょっと別の意味で目立っていて、いけすかない野郎だったんですよ。だから、あんまりいい印象はないと思います(笑)。でも、その次の日、MARCYはジェルつけてました(笑)。 JIM&MARCY:(笑)。 ROY:それで高学年になった頃、スラムダンクの影響でバスケをやり始めて一緒に遊ぶようになってから仲良くなりました。そして中学になって、偶然3人とも同じクラスになったんですよ。 So-net:おー、運命ですねぇ。 ROY:そしてみんなでバスケ部に入りました。この頃から丁度音楽とかに興味も持ち始めて。楽器とか持ち始めたのもこの頃ですね。 JIM:その頃Hi-STANDARDがすごく好きで、なんか自然に楽器への興味が湧いたんですよね。ほんとなんとなくなんですけどやりたくなって、ギターを弾きたくなったんでしょうね。部活のない日にスタジオに行って、ハイスタのカバーなんかを全然遊び感覚でやり始めました。 ROY:僕はヴォーカルがやりたかったので。ハイスタはベースヴォーカルなので自然に。で、余ってるのが…。 MARCY:ドラムです。 JIM:ドラムやるか友達辞めるか、みたいな感じで(笑)。 MARCY:はい。やります。と(笑)。 So-net:あっけなく、もめもせず、決まりましたね。半ば脅しで(笑)。 JIM:ですね(笑)。 ROY:そんな感じで、なんとなく遊びから始まったんですよ。で、そんな感じのまま中学の3年間が終わります。 So-net:あれ?? そういえばTAXMANくんがまだ出てこないね。 TAXMAN:もう少しですね(笑)。 So-net:あ、失礼しました。では引き続き高校生編をどうぞ。 ROY:そしてJIM、MARCY、僕は同じ高校に進学したんですが、3人ともクラスは別で。そして僕のクラスにヤツがいたんですよ。 TAXMAN:4日目くらいに「バスケやろうよ」って声かけられたんですよ。 ROY:言ってないよ(笑)。思い出を勝手に作らないでよ(笑)。 一同:(笑)。 MARCY:彼に対しての記憶は本当にあまりなくて(笑)。いつのまにかいるようになりましたね(笑)。 ROY:(笑)。同じバスケ部に入って話す機会が増えたとき、TAXMANが中学時代ギターもヴォーカルもやったことあるって言うから、それはスゴイと。一緒にやったらもっとバンドっぽくなるかなと思って、スタジオに誘いました。でもこの頃もまだ遊びですね。でも徐々に聴く音楽が変わってきて、洋楽とかを聴き始めたりしてました。FUJI ROCKに遊びに行ったのもこの頃です。 So-net:では、ちゃんしたバンドとしてライヴをやるようになったのは? ROY:中学の頃にすでにライヴとかやっている人もいたんで、この頃にやればよかったんですが、僕たちは完全に“はじめの一歩”を踏み出すタイミングを逃して、結局高校でもライヴは1回もしなかったんですよ。だから、ちゃんとやったのは、大学生になり、THE BAWDIESになってからですね。 So-net:へぇ。ではこうしてプロを意識し始めたのはいつ頃なんですか? ROY:高校生の頃にThe Sonicsを聴いたとき“これになりたいな”って思って。まだ誰もやってない新しい音楽を聴いた感覚でした。そして、これをやったらイケるんじゃないかって自信が出てきて、本気になりましたね。ここから気持ちも聴く音楽もガラっと変わりました。 JIM:今まで聴いたことのない音楽だったので、昔の音楽というより新しいものって感覚でしたね。これやったら日本びっくりするぞーって、そういうことは話してましたね。ライヴもやってないのに(笑)。人前でやったこともライヴのやり方もわからないのに(笑)。それぐらいの衝撃がありました。 ■昔のコピー的なものではなく、どこか新しさをもった今のバンドらしい音にこだわりたい So-net:シングル「EMOTION POTION」聴かせてもらいましたが、かなりポップに寄せてきましたね。 ROY:あー、嬉しいですね。前のアルバム(『Awaking of Rhythm And Blues』)から時間もありましたし、前のアルバムではルーツミュージックの割合が強かったので、今回は自分たちのカラーをどれだけ出せるかっていうところを考えました。ルーツミュージック、根底は残しつつ、そこにもっと自分たちらしさを乗せていくというのが今回の目標だったので。なので自分の中にあるものを自然と出せましたね。というかやっと出せたって感覚です。 JIM:今まで聴いてきた音楽、見てきたものの何かが、どこからか出てきたんでしょうね。昔のコピー的なものではなく、どこか新しさをもった今のバンドらしい音になりましたね。 So-net:また、今回はプロデューサーとしてLOVE PSYCHEDELICO のNAOKI氏が参加しています。エンジニアさんも変わったと聞きました。ガラっと変わった環境の中、新しいチームでのレコーディング。不安もあったのでは? JIM:不安だったねぇ(笑)。 TAXMAN:最初は何言われるんだろう、とか思いました。でも、NAOKIさんは「こうやれ」っていうんじゃなく、僕らのいいところをもっと引きだしてくれるっていうか、僕らが出しそうな音を提案してくれたんです。だからすごくやりやすかったです。 JIM:すごい僕たちを尊重してくれて。ここから先はプライバシーの侵害になっちゃうってよく言ってくれました。 ROY:今まで自分たちでずっとやってきて、今回は自分たちの新しい部分を引き出してほしくて、もともとプロデューサーを立てたいっていうのがあったんです。そこで僕たちが好きで聴いていたLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんにお願いしたんです。 TAXMAN:今までのエンジニアさんも、そのときそのときの僕たちに合ってたんですけど、今回の方はいろいろなアイデアも出してくれて一緒にやってくれる人なんで、共同で曲を作っている感覚でしたね。 So-net:誰かにジャッジしてもらうことで、見えてくる部分も多かったのでは? ROY:曲を客観視して考えるようになりましたね。今までは曲というより、ソウルシンガーとしてはこう歌いたいんだ! と貫くところがあったんで。 JIM:NAOKIさんとやることで、プレイヤーとして音の表現の幅はすごく広がりましたね。 MARCY:曲を作る段階でのドラムのフレーズというものを考えるようになりました。 TAXMAN:今まではカッコイイと思うものを詰め込んでいたんですが、それを抜く作業、引き算の作業を覚えました。 So-net:B面の「NOBODY KNOWS MY SORROW」は、今すぐにでもライヴに行きたくなりますね。まさにバンドの真骨頂の一曲です。 ROY:ライヴで盛り上がりたい曲ですね。 JIM:今回のシングルは作品としてCDを作ったので、ライヴではやっぱりCDのままってわけにいかない部分もあると思うんです。だからといって、ギターが3本になるとかそういうことではないんですが、楽曲の雰囲気を残しつつ、もっと楽しんでもらえるようなライヴ用のアレンジを考えています。 ■英語と日本語の音ざわりのなか、表現したいものを見極める So-net:今までもそうですが、今回も歌詞はすべて英語ですよね。 ROY:僕たちも日本語でやりたくないわけじゃなくて、日本語で自分たちの好きな音楽を表現できるならやりたいんですけど、サウンドが洋楽なので日本語がのるとなんかバランスが悪いというか。サウンドに乗せたときの音ざわりが変わらないようにできるようになれば、やりたいですね。日本ではあまりないんですが、海外、英語圏でライヴをやると曲のタイトルを言っただけで歓声がおこるんですよ。意味がわかるので、曲の雰囲気を察してくれるんですよね。 JIM:曲にもよると思うんですよ。ロックンロールを楽しもうぜー! ってのをわざわざ日本語の歌詞にするっていうのも(笑)。 ROY:だよね。伝えたいことがちゃんとあるときには、日本語でやりたいなっていうのはあります。 JIM:「君へ」とかね。英語にしたら「For you」でそれっぽくなっちゃうけど(笑)。 So-net:あはは。さて、今回のシングルは、アナログと配信のみなのですが、今までのリリースアイテムにもアナログ盤がありますし、やっぱりこだわりたい? TAXMAN:レコードって古いものじゃないですか、配信は新しい。この出し方は日本で初めなんですよ。そういう話題性も含めてTHE BAWDIESっぽいなと。 ROY:僕たちも7インチレコードは聴いてきたものなので、自分たちが一番嬉しいんですよ(笑)。こだわりをもちつつ新しいことをやりたいという思いは、バンドの一番のコンセプトとも通じるので。 JIM:とにかくレコードとして欲しいんですよね。針を落としたい。 TAXMAN:見た目もデカイほうがカッコイイし。 So-net:同感です。このあと4月にはアルバムも控えていますし、5月からはそれを引っさげての全国ツアーも予定されています。ユーザーのみなさんに一言。 ROY:せっかくいいものができたので、楽しく、丁寧に、お祭り感覚でワイワイ、雰囲気と新しいロックンロールとソウルミュージックを聴いてほしいですね。気軽に踊りにきてください! MARCY:THE BAWDIES的にもいいものができたので、ライヴを楽しみに観にきてください。 JIM:いい曲ができたので、聴いたら絶対ライヴ会場に来たくなるので、遊びましょう! TAXMAN:久し振りに行くところもあるので、パワーアップした僕らを見に来てください! ●Text/後藤めぐ
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![]() THE BAWDIES(ザ ボゥディーズ) ROY(Vo/B)、JIM(G)、TAXMAN(G/Vo)、MARCY(Dr)の4人組ロックンロールバンド。メンバーが敬愛するリトル・リチャード、レイ・チャールズに代表されるリズム&ブルース、ロックンロールをルーツとして、唯一無二の圧倒的なボーカルを武器に、ロックンロールの本来持つピュアな魅力&エネルギーをストレートに伝える楽曲&ライブで国内外で注目を集めている。4月22日にメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』をリリースし、5月10日より全国ツアーをスタートさせる。 ■オフィシャルサイト http://thebawdies.com/ ■MySpace http://www.myspace.com/thebawdies |
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| より感度とポピュラリティを上げ、独自のポジションを揺るぎないものにしたNEWアルバム『12WIRES』(トゥウェルヴ・ワイアーズ)が完成。無限の広がりを感じさせる電子音楽と人間らしい生々しさ、激しさを宿したロック・ミュージックがひとつになり、聴く者の細胞を鼓舞させ感情に訴えかける。流行に流されないポテンシャルまでをも含んだ、それが彼らの“ワイアード・ロック”。いっそう広いフィールドで鳴らされるその日が待ち遠しい。 |
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■バンドの成り立ちと音楽に対する考え方の変遷
So-netMusic(以下So-net):今回は[Brand-new Artist]として、バンドとその新作を紹介させていただくのですが、ザ・ジェッジジョンソンとしての活動はかれこれ10年になるんですね。 藤戸(Vo&G&Samp/写真中央):そうですね。でも今のメンバーになってからは、それほど経っていないんです。元々は僕ひとりで始まっていて、自分が音楽活動をする上で名乗っていた名称が、月日を重ねてメンバーやサポートを加えていくうちに形を変えていったということですね。だから、よくいうバンドの結成年、みたいなものは実はないんです。 So-net:元々の理想は、ソロ・プロジェクトのような形態だったんですか。 藤戸:いえ、まったく。ソロ、バンド問わず、むしろこれほど音楽を本気でやるとは、当初考えていなかったんです。元々は、自分自身が楽しむためとか、軽音楽サークルの延長線上、のようなものだったのかもしれません。 So-net:それが「音楽で生きていこう」という気持ちに変わった時期はいつ頃なのですか。 藤戸:インディーズでアルバムを出した頃でしょうか。もっと一生懸命、もっと本気で音楽をやってみようと思ったのは。その頃、僕はサラリーマンとして働いていましたし、音楽はまだ趣味の範囲でしかなかった。人にわかってもらうために音楽をやっているわけではなかったんです。でもそのインディーズでのリリースをキッカケに、自分の趣味でやっていたものがどれだけ広げられるのか、どれだけの人に聴いてもらえるのかっていう考えに変わっていったと思います。 So-net:そこでサラリーマンはすっぱりと辞められたんですか。 藤戸:いえ、そのときは(笑)。でも真剣にやればやるほど、時間的な問題もありましたし物理的に(サラリーマンを続けるのは)無理でしたね。 ■荒波の中でも見失わぬ揺るぎないポリシー So-net:突き詰めて構築しなければ完成しない音楽である分、かなりの集中力も必要でしょうからね。 藤戸:でも僕にはその意識も自覚もないんですね。突き詰める、その天井がわからないんです。しかも突き詰めて出来たものが、本当にいいものかどうかもわからない。自分がいいと思ったものでなければ世の中に出せないわけですから、その臨界点というのも、やはりわからないんです。 So-net:じゃあ、いつも100%満足して終わることはない。 藤戸:制作の最中にもテクノロジーは進化するし、新しい音楽ジャンルも出てきたりするので、やりたいことが次から次へと生まれてくるんですよ。でもそれをそのまま制作中のものに反映させると混乱してしまいますからね。そこでリアルタイムに生まれたものは次の作品へと繋げていく。そういう意識でやっています。 So-net:今でこそエレクトロニカの要素をもったロック・バンドも多く出てきていますが、ジェッジの存在は当初から異色ではありましたよね。 藤戸:そうですね。電子音楽をやっていながらクラブ・ミュージックではないし、ライヴ・ハウスからの叩き上げバンドでもあるっていう、不思議なポジションにいますからね。「ビートを機械に任せるということは、いわば生ドラムの代用品じゃないか」といったような偏見と差別が多いですし、誤解されるバンドではあると思います。でもそうではなくて、生ではできないこと、生でなければできないこと、その両方を突き詰めたかったし、やはり僕らはライヴ・バンドであるという。その意識は変わることはなかったですね。 So-net:藤戸さんの音楽ルーツの中には、電子音楽もロックも分け隔てなく存在していたんですか。 藤戸:そうですね。学生時代からテクノやハウスといったダンスミュージックの音楽は大好きでしたね。その一方で、趣味ではありましたけどデスメタル・バンドのギタリストでもありましたから(笑)。でも特定のジャンルだけを好むという世代ではないですからね。ジャンルはパッケージでしかないし、カテゴリーはいらない。そういう感覚はあります。 ■他の誰でもない、ザ・ジェッジジョンソンとして貫いた確固たる姿勢 So-net:今回のアルバムも、その感覚と意識の中で生まれた作品であるわけですね。 藤戸:そうですね。僕らの持っているロックとエレクトロニカの要素、そのうちのロック色をどれくらい出していくか。ライヴ・バンドとしての側面をどれくらい出していくかが今回のテーマでした。非常にわかりやすい作品であること以上に、ライヴ的な熱量と激しさが以前にも増して投影されているかなと思います。 So-net:とはいえ単にエネルギッシュに押し切るというものではなく、インストを挟んだ構成や緩急もった流れにジェッジならではのセンスが反映されているように思います。 藤戸:すべてレコーディングし終わった後に、インストを挟んでブロック化しようというアイデアが出てきました。電子音楽という部分での前衛的な要素をひとつ見せたかったということもあります。今回はメジャーリリース2枚目のアルバムになるんですが、前作を知らずにこのアルバムから入る方にもバンドの側面というものを見てもらおうということで、すでに完成していたインストゥルメンタル曲を短くしたものを収録しました。今回、歌入りが12曲、インストが4曲なんですが、最終的に絞りきったのがこれらの曲なので、スムーズに聴こえるのはそのためだと思います。他の楽曲との兼ね合いやアルバム全体の色を考えて、ミックスまで終えているのに収録できなかった曲もたくさんありましたが。 So-net:制作にあたっての明確なテーマに合わなかった曲は、惜しみなく切ったということですね。 藤戸:そうですね。今回は、ロック・バンドであること、ロックをやりながらもエレクトロもあるバンドであるというところをブレずに伝えたかったので。たとえば少しでもディスコ・パンクを匂わせるような楽曲を入れてしまったら、レパートリーは広がるかもしれませんが、それでは皆さんにわかってもらいたい部分がぼやけてしまう。まだまだジェッジのことを知らない方も多いわけですからね。ライヴハウスを拠点にした活動をしているバンドであること、ロックの骨格にエレクトロが神経のように絡みついている音楽をやっているバンドであるということを全面に押し出す。そのことを今回はまず考えました。結果、ライヴハウスの匂いがする、でもクラブ・フィールドのような作りもする。そういう側面は出せたかな、とは思っています。 So-net:それは前作を受けて、のことですか。 藤戸:実は前作を作っているときすでに、このコンセプトは決まってたんですよ。次のアルバムをこのコンセプトにするために、前作はかなりエレクトロ寄りというか、エレクトロをロックにどう混ぜるかを打ち出した作品なんですね。そこで今回はその逆、ライヴ・バンドとしてエレクトロをどう操るかを重視しました。主語と述語が逆になった、ということですね。 ■アーティストとしての方向性と可能性、その先にあるもの So-net:とはいえ、やはりメロディと詩をおざなりにしないというところも、バンドの重要な要素のひとつですよね。今回は特に日本語を使っているというのも大きいと思うのですが。 藤戸:今回は歌詞やメロディの世界観が、よりダイレクトに入ってくるようにしたかったというか。前作はトータル的に、たとえば洋楽を聴くような捉え方、その雰囲気で音楽を聴いてもらいたかったので、先に歌詞が入ってきて欲しくなかったんですね。イメージが限定されてしまうのを避けたかった。その結果、何を歌っているんだろうと感じた人が、歌詞に戻ってくる。その作業をしてもらいたいという意図がありました。そこで今回は、楽曲を聴いたときに何が歌われているのかが伝わる手法、どれだけ聴き手に世界観を伝えるかを大切にしました。楽曲を伝える、ということですね。 So-net:ということは、結果として藤戸さんという人そのものもダイレクトに伝わる、ということになりますよね。そこに関してはいかがですか。 藤戸:僕は物語を書くのが好きなので、どの曲も場面や主人公をある程度設定して書いていくんですが、でもそこには僕自身を知って欲しいというようなエゴはありません。ただ僕が作り出した物語、世界観に、聴く人自身が浮かべる光景や感情、望み、願い、様々な何かを重ね合わせてくれれば、という気持ちはあります。 So-net:たとえば「20 miles」「百年の花」といった曲には心動かされるリスナーも多いと思うのですが、人間の持つ柔らかい部分をクローズ・アップされるのは、藤戸さんにとって本意ではなかったりしますか。 藤戸:いえ、まったく。聴く人が熱くなってくれても、悲しくなってくれてもいいんですが、僕らの音楽に心が反応してくれるのは嬉しいことですね。無味無臭な音楽と捉えられるのがすごく嫌だったので、日本語を取り入れたというところもありますし。ライヴ感を出すあまり、激しさに任せて歌詞を疎かにするのではない、むしろエレクトロをやりながらも文学性をしっかりと押さえる、その部分を見ていただけたらありがたいと思います。それが時代に逆行するものかどうかはわかりませんが。 So-net:たとえそうであったとしても、貫くところは貫くと。 藤戸:そうですね。僕は、ダンス・フロアに寄ったロック・ミュージックをやる人たちのことを尊敬していますし、尊敬できる方々もたくさんいます。でもだからこそ僕らが同じアプローチを取り込む必要はないし、あの方達の足跡を辿ることもしない。僕らにできることは“ロックに近い、ロックと同居、融合しているエレクトロもあるんだ”という方向性、可能性を提示することだと思いますね。僕自身の考えるアーティストってそういうことなのかな、と思います。それを、ジェッジの音楽を求めてくれて支えてくれている人たちの幸せに繋げていければ・・・もしかしたら僕の生きている意味はそこにあるのかもしれません。 ●Text/篠原美江
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![]() THE JETZEJOHNSON(ザ・ジェッジジョンソン) メンバーチェンジを繰り返し、藤戸じゅにあ(Vocal/Guitar/Sampling)、中沢大介(BassLine)、池橋壮一(Guitar)の現メンバーに至る。今でこそ、打ち込み音主体のバンドも多くなってきたが、当時ドラムレスであったり、バンド形式ではなかったザ・ジェッジジョンソンはライブハウスの出演を断られたりと活動を制限されていた。当時からザ・ジェッジジョンソンのことを認めてくれていた下北沢のライブハウスを中心に活動を行っていたところ、その精神性やジャンルにとらわれない独自の音楽表現方法、ライブパフォーマンスから話題となった。自主制作での音源の発表を繰り返し徐々に知名度を増し、下北沢界隈では有名な存在に。自主制作にも関わらずその音楽のクオリティーは当時から国内外で高い評価を得ていた。2007年にUNITED TRAXの第一弾アーティストとして本格的に活動を開始したザ・ジェッジジョンソンは全国的にはほぼ無名にも関わらず夏、冬に行われる日本最大級のロックフェス「SUMMER SONIC」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「COUNTDOWN JAPAN」に出演を果たす。2008年4月に発売したアルバム「Discoveries」はアーティストや音楽評論家など多くの人から高い評価を得て、一躍その名を業界内に広めた。新作と同名のツアー『12WIRES』は3月初旬からスタート。恵比寿リキッドルームでのワンマン公演でファイナルを迎える。 ■オフィシャルサイト http://www.jetze.net/ |
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上質でメロウなR&Bを武器に、昨年10月にミニアルバム『BIRTH』でデビューした3人組、The New Classics。その彼らが、早くも次作となるマキシ・シングル「冬桜」を完成させた。絹のようになめらかなメロディー、ひたすらにやさしい歌声、情緒豊かな詞世界など、平均年齢20歳とは思えぬほど卓越した彼らの音楽は、末恐ろしさすら感じるほどだ。新たな感性で音楽シーンに新風を吹き込む3人に話を聞いた。 実は、普段は一番しゃべるのはAsuだというが、取材時にあいにく喉を痛めており、声を出すのが困難でほとんどしゃべれず…。本人は相当不本意だったよう。でも、動画コメントでは頑張って話してくれているのでチェックしてみてください! ちなみに、写真からは想像もつかないほど、さわやかで人懐っこい好青年たちです(笑)。 |
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■できるだけやさしいメロディーや詞の書き方を心がけてますね
So-netMusic(以下So-net):もともとはGregさんとKazさんの2人が在籍していた6人組HIP HOPグループが出発点だったそうですけど、その頃といまとで音楽性は違う感じだったんですか? Greg(Vo/ 写真中央):いまはメロウでオーガニックな感じがあると思うんですけど、当時はHIP HOPっていうよりも、いまのニュークラ(The New Classics)からオーガニックな部分を抜いた感じでしたね。生音もないし、全部打ち込みで、シンセのピッピした音も入ってたり、いまよりもっとアーバンなサウンドでした。 So-net:そのHIP HOPグループが最終的に2人になって、Asuさんと出会って、いまのThe New Classicsができあがったと。Asuさんが入ったことで、音楽性の変化は? Kaz(Vo/ 写真右):R&Bの要素が追加されたよね。 Greg:2人組でやってた頃は、知り合いのトラックメーカーさんに作ってもらったトラックに、自分たちでリリックを乗せるっていう作業をしてて。だから、曲と歌詞が完璧にリンクはしてなかったんですよ。だけどそこにAsuが入ることによって、自分たちで音源も作れるようになったので、100%歌詞と音源が意気投合したというか。歌詞の意味がもっと深くなったり、曲全体の深みが増したと思うんですよね。それと、Asuはもともと弾き語りをやっていたので、メロディアスな部分が追加されたと思いますね。歌詞にしても音源にしても、音楽性が豊かになったんじゃないかなって。 So-net:どの曲もメロディーがやさしいですよね。そこは意識している部分ですか? Greg:そこはKazと2人組でやっている頃から掲げているポリシーみたいなものがあって。いまのHIP HOPって、攻撃的なイメージがあるじゃないですか。僕らはその逆、やさしいHIP HOPをやっていこうっていうのが最初にあったんですよ。 Kaz:だからポップに聴こえるんだと思います。 Greg:それをこの3人になってからも続けていきたいなって。できるだけ、あたたかく、やさしいメロディーだったり、詞の書き方だったりを心がけてますね。 So-net:でも、曲を作る人がガラッと変わって、とまどいみたいなものはなかったんですか? Greg:強いて言えば、もともとHIP HOPだったので、ラップはテンポが速いほうがやりやすかったんですよ。Asuが入ってからは、曲がメロウになって、ラップも遅くなったので、そこに関しては難しいかなと思いましたね。でも、やってみたら案外うまくハマッたし、いままでにない新しいものができたかなって。そういう意味では、とまどいもプラスになったんじゃないかと思います。 So-net:特にその遅いラップパートは、すごく印象的で、The New Classicsの大きな特長になってますよね。 Greg:ありがとうございます。曲調にもよるんですけど、語りかけるようなラップっていうのは、自分のよさなのかなって。 Kaz:グレのラップは、歌のように聴けちゃうっていうか。聴きやすいんですよね。 So-net:ラップっていうよりも、セリフっぽい感じがしますよね。 Greg:ポエトリーリーディングに近いかもしれないですね。「冬桜」も、最初はとんでもなくテンポが遅い曲で、ラップのことを考えないでサビを作っちゃったんです(笑)。それで、一瞬すごい悩んだんですけど、こうなったらもう、とことんラップを遅くしてみようっていう発想に切り替えて、ポエトリーリーディング的なラップに挑戦しましたね。特に、最後のラップのパートは、ビートもないですし。まずラップの固定概念を崩してみようと思った作品ですね。 ■"New Classics"って、“新しい”と“古い”、対照的な言葉じゃないですか So-net:その「冬桜」ですけど、この曲は最初から“冬”をテーマに決めて作ったんですか? Greg:最初は日本っぽいものをテーマにしようと思ったんです。それで、桜の花について詞を書こうと思ったんですけど、普通に春の桜だったらおもしろくないから、冬に桜はないだろうと思って、冬と桜をかけあわせたラブソングにしてみたんです。でも、調べてみたら冬桜って実在していることを知って(笑)。 So-net:そういうイメージから曲を膨らませていくことは多いんですか? Greg:そうですね。“New Classics”って対照的な言葉じゃないですか、“新しい”と“古い”なので。“冬”と“桜”も対照的だからと思って。そういうことにもどんどんチャレンジしていきたいなとは思ってますね。 So-net:歌詞は実体験を基に? Greg:はい。できるだけリアルな詞を書いて、なおかつ、そのときにしか書けないものを書きたいなと。今回のカップリングで「p.20」っていうハタチをテーマにした曲があるんですけど、僕が去年の10月にハタチになって、Kazは今年ハタチになる予定で、Asuは年が明けて21になったんです。だから、3世代の感覚が混じってるんですよ。もうハタチになって、21に進む人と、これからハタチになる人と、まだハタチにならない人と。この感覚はいましか持つことができないから、そのときにしか感じることができないものを、できるだけ曲にしていきたいなと思ってますね。 So-net:例えばラブソングの場合、どういうふうに3人で気持ちを共有しているんですか? Greg:2曲目の「My Very First Love」は初恋の歌なんですけど、みんな同じ学校だったので、誰が誰の初恋の相手かっていうのがわかるんですよ。僕が詞を書いたときに、Asuがニヤニヤしながら“あの子のことでしょ?”って(笑)。そういう意味では、僕らは昔から知り合いだったので、ラブソングとかを書いても共感できますね。“わかるわかる、あのとき大変だったもんね”みたいな(笑)。 So-net:ははは(笑)。恋愛観だけじゃなくて、3人の音楽観とか人生観とかはいかがですか? Greg:小学校とか中学校とか、性格ができあがる時期を一緒にすごしてますからね。同じものを見て、同じものを聴いて、同じご飯をお昼に食べて、同じ帰り道を歩いていたので、共有しているものは多いと思うんです。その土台があって、中学校を卒業してから、それぞれが経験したものがプラスされたので、見た目とかはバラバラですけど、根っこでは一緒かなって。 ■僕らは英語もしゃべれるけど、日本語には一文字の美がある So-net:ちょっと話は変わるんですけど、みなさんインターナショナルスクールご出身ということは、英語も日本語もしゃべれるんですか? Greg:そうですね。でも、意外かもしれないんですけど、一番英語がうまいのはAsuなんですよ。で、日本語は僕が一番うまい(笑)。Kazは英語も日本語も真ん中ですね。だから、僕が英語の詞を書いているときに、Asuから“グレ、英語だったらこういうふうにしたほうがいいよ”って言われたり、Asuが日本語で詞を書いたときに、僕が“日本語だったらこうしたほうがいいよ”って。傍から見たら相当おもしろい光景じゃないかなと思います(笑)。 Kaz:こないだもグレがラジオで語ってるときに、Asuが“あの発音ちょっと違うなぁ”とかって。で、僕は真ん中なので、“どっちでもいいんじゃない?”って(笑)。 So-net:曲は日本語がベースになってますけど、両方の言葉をしゃべれるなかで、日本語のよさっていうのは、どういうところだと思いますか? Greg:日本でメッセージを伝えやすいのは、やっぱり日本語かなっていうのはもちろんありますね。あと、インターナショナルスクールは学校の中では英語を使うんですけど、英語より日本語のほうが響きがきれいなんじゃないかって、ちょっと外人的に考えている部分もあるかもしれないですね。“日本語ってきれいだから、日本語を大事に使おう”みたいな。それでも歌詞にちょびちょび英語を入れたりはしてるんですけど。日本語って、ひとつひとつの言葉がきれいだと思うんですよ。英語はひとつの言葉じゃなくて、文にするときれいに聴こえるんですけど、一文字の美っていうのはないと思うんですよね。 So-net:僕は日本語しかしゃべれないので、そういうことを意識する機会もないんですよね。そういうことを考えられるっていうのは、The New Classicsの強みだと思うんです。例えが適切じゃないかもしれないですけど、ジェロの歌がグッとくるのも、そういう理由があるからだと思うんです。だから、メロディーや歌も素敵ですけど、そういう言葉の部分も今後が楽しみですね。 Greg:ありがとうございます! So-net:では、今後の活動予定はいかがですか? Greg:僕たちは去年の10月にデビューして、2008年は2~3ヵ月しか活動してないので、ここからが本当のスタート地点だと思っていて。2009年はライブもたくさんやりたいし、イベントごとにもたくさん参加していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 Kaz:まだまだライブ経験も少ないので、回数をこなして、実力をつけて、レコーディングも含めて、すべてにおいてレベルアップしていきたいです。 Asu(Vo/ 写真左):僕は中学を卒業してから5年間留学して、2人と離れ離れだった期間があるんですけど、その間に蓄えたものも、失ったものもいっぱいあると思うんです。だから、今後新しいものを生んでいくなかで、その5年間で蓄えたものをどんどん出して、失ったものをどんどん取り戻して、っていう作業をしていければいいなと思います。 ●Text/タナカヒロシ
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![]() The New Classics(ザ・ニュー・クラシックス) 同じインターナショナルスクールで学んだAsu(アアス)、Greg(グレッグ)、Kaz(カズ)による平均年齢20歳の3人組。仲間たちとHIP HOPグループを組んでいたGregとKazに、中学卒業後にアメリカへ留学していたAsuが合流し、2008年初頭結成。AsuとKazによるメロウな歌声と、Gregのクールなラップが共存し、オーガニックでノスタルジックな音楽を奏でる。2008年10月、ミニアルバム『BIRTH』でデビュー。2009年1月14日に初のシングル「冬桜」をリリースした。 ■オフィシャルサイト http://www.the-new-classics.com/ |
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| 一昨年3月にリリースしたデビュー・シングル「フルサト」が有線チャートを中心に話題となり、大きな注目を浴びている2MC+1DJユニット、ONE☆DRAFTが“必殺の名曲”シングル「アイヲクダサイ」をリリースした。愛、別れ、そして後悔。劇的な感動を呼ぶドラマティックな展開を持つ同曲に隠された意外な制作秘話。本音を隠しているだけではないかとも受け取れる、彼らの言葉の裏側に隠された感情を読み取ってほしい。 |
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■先に書きたい答えがあって、問題を書いていくことが多い
So-netMusic(以下So-net):みなさん同じ高校の野球部出身ということですが、野球をやってたときから音楽には触れ続けてたんですか? LANCE(MC & Vo/ 写真中央):野球か音楽だったと思います。野球で挫折したときに、何に頼るかって言ったら、たぶん音楽だったと思うんですよ。音楽を聴いてやる気が出たり、落ち込んだ時にも元気づけられたり、音楽に頼っていた部分っていうのはデカくて。そこにあった野球がなくなって、次は何をしようかってなったときに、その励まされた音楽をやってみよう、っていうふうに3人ともなったんだと思うんですよね。 So-net:もともと3人の音楽性は共通してたんですか? LANCE:そこですよねー(笑)。でも、歌う曲と聴く曲は違うじゃないですか。普段聴く音楽は3人とも全然違うし、それぞれこだわりも強いと思うんです。でも、自分たちが歌う曲ってなると、特に音楽的なこだわりはそれほどなくて、一番大事にしているのがメッセージ性なんです。 So-net:実際の曲作りは、どんな感じで? LANCE:最初は3人で住んで、ひとつ屋根の下で音楽漬けになろう、みたいな缶詰状態を試みたんですけど、だんだん進化していって。デビュー・シングルの「フルサト」とか、今回の「アイヲクダサイ」とか、一緒に住んでいるときにできあがった曲もいっぱいあるんですけど、いまは3人とも別々に住んで、それぞれの違う場所から、ひとりひとりが作り上げていくっていうスタイルが基本ですね。 So-net:その制作方法に落ち着いたのはなぜ? LANCE:例えば俺らが思うひとりひとりのフルサトを1曲にまとめよう、っていうことはできるんですけど、“博多”みたいに自分の地元だったら、3人で一緒に書くことは不可能に近いじゃないですか。問題を書いて、答えをどうしようって考えるよりも、先に書きたい答えがあって、問題を書いていくことのほうが多いので。答えが出てるものに対して問題を作るのって、なかなか3人では一致しないんです。それでひとりで作るようになったんですよね。でも、足りない部分はお互いに“こういう感じなんだけど”って交換し合いますけどね。 So-net:自分が補えない部分を補ってくれるから3人でやってる? LANCE:そうっすね。でも、書いてるところだけは絶対に人に見られたくないんですよね。 RYO(Vo/ 写真左):うん、わかる。 LANCE:ほぼ全裸ですよね。 RYO:えっ、そういう意味!? So-net:心が全裸じゃなくて?見た目が? LANCE:そうです。全裸です。全裸にヘッドフォンしてるんですよ(笑)。部屋も全部暗くして、キャンドルを1本だけ点けて。例えば「SUMMER DAYZ」(1stミニアルバム『SUMMER DAYZ』収録)だったら、ココナッツのロウソクを点けて、このロウソクが消えるまでに1曲作ろうとか。変なルールを自分の中に作って書き始めるんです。うちは猫を2匹飼ってるんですけど、“こいつ何してんだ?”みたいな目で俺のこと見てますよね(笑)。 So-net:そりゃ猫から見ても不思議でしょうね(笑)。RYOさんが作るときはどうですか? RYO:僕は急に降ってくるタイプですね。 So-net:降ってきたら急いで録音するような? RYO:そうですね。家で。 So-net:MAKKIさんがトラックを作るときは? DJ MAKKI(DJ/ 写真右):そのときのノリによりますね。LANCEみたいにロウソクだけにしたりとか。 RYO:裸になってんの!? DJ MAKKI:裸にはなんないけど(笑)。ロウソク点けるようなときもあれば、テレビをつけっぱなしにしてやるときもあるし。あとは、いろいろ楽器を入れていくので、演奏者になりきる。俺がこう弾いたら気持ちいいかなって。勝手な想像です。 ■変な話、騙してるんだと思うんです So-net:3人とも、ステージと制作とでギャップがありそうだなって思ったんです。今回の「アイヲクダサイ」とかもそうだと思うんですけど、悩んで悩んで答えを見つけるみたいなのが曲になりやすいタイプなのかなって。 LANCE:2パターンあるんですよ。ひとつは、(書きたいことが)本当にありすぎてパンクしそうになるときに、それを早く出そうとして形にしていくパターン。もうひとつは、昨日まで満パンで、書きたくてしょうがなかったのが、次の日になると空になってたりすることがあって。そういうときは何の曲を書こうとかって、ロウソクを灯すんです。そういう2パターン。その悩んでるときっていうのは、頭に何かがあって、出したいときに当てはまると思うんです。「アイヲクダサイ」も「フルサト」もそうなんですけど、そういう曲が多いんです。悩んでというか、自分の考えだとかが、ひとかけらでもあって、それが大きく育ったものを出す。何もないのに、無理やり感動して書くとか、無理やり悩みを想像して書くっていうのは難しいですよね。 So-net:そういうリアルな部分がリスナーの共感を呼ぶのかなって。 LANCE:そうなんですかね。そう思うと、すごい安心しますよ。“あー、俺は正常だ”と。自分が悩んで、ちゃんとストレートに書いたものに人が感動してくれるんであれば大丈夫だと思います。 So-net::「アイヲクダサイ」を作ったときは、どんな気持ちだったんですか?死神が出てくるビデオクリップを見て、死ぬときに直面した歌なのかなと思ったんですけど、歌詞を見たらラブソング的な要素もあり……。 LANCE:ビデオクリップに関しては、この曲で死神出したらどうなるんやろうね、みたいな期待感で決めたところはあって、特に意味はないんです。本来の「アイヲクダサイ」に対する思いなんですけど、これに関しても、何か実体験が基になってたりだとか、そういう理由があるわけじゃないんですよ。だけど、たぶん人って一緒だと思うんですけど、何かを見て、感情がよきにも悪きにも動いたときっていうのは、すごい何かを出したい気に駆られるというか。わかりやすいことを言うと、ブログで平凡なことを書き綴ってると、毎回コメントを書いてくれる人が平凡にコメントを残してくれる。だけど、そこで“星野ジャパン死ね!”みたいな過激なことを書くといつもと違う人からも反響がドンと来るんです。 RYO:あったね~。本当に書いちゃうからね(笑)。 LANCE:そういうことが実際あったんですけど(笑)。ユーザーが俺のそのブログを見たことによって、彼らの中に何かが注入されて、答えとしてボーンと感情が動いたと思うんですよね。それと一緒で、俺らが何もないところから書いたものを聴くことによって、よきにも悪きにも、聴いた人の感情がちょっとでも動いたっていうのは、変な話、騙してるんだと思うんです。 So-net:騙してる? LANCE:例えば、俺自身も中学生の頃にBOφWYとかを聴いて、“あー、それ、わかるわー”とか思ってたんですけど、最近になって、あの頃を振り返ってのインタビューを見ると、まったく違うことを言ってたりして、すごい騙された気分になったんですよね。騙したつもりはないかもしれないですけど、俺はそれに騙されて感動して、がんばれたり、励まされたりもしたし。次は俺が騙す番だと思って。だから、この「アイヲクダサイ」で、誰かが動かせるくらいのものを、何もないところから生み出すっていうことをやりたかったんです。俺なりの詐欺ですよね。だから、“こういうことがあって書いた曲なので、みなさんこういう気持ちで聴いてください”って言って歌うよりも、“一生懸命やりますんで聴いてください”とだけ言って歌って、誰が何を感じるかっていうのを俺は見てみたいというか。 ■俺も人の子なので、“ありがとう”は心を込めて歌ってる So-net:この曲のテーマって、“愛”とか“別れ”とかじゃなくて、僕は“後悔”だと思うんですね。失ってから大切なものに気付く的な。そういう後悔した気持ちを、歌詞に置き換えて作ったのかなって。騙してるとは言いつつも、僕は絶対に人柄が出てると思うんです。 RYO:出てるかもね。なんか、言いたいけど言えないみたいな。 DJ MAKKI:LANCEの歌詞はピュアだよね。内面がすっごい純粋なんだと思うんです。 LANCE:違う(笑)。たぶんね、自分の正直なものを詞にすると、誰もついてこれないと思うんですよ。変な方向に走っちゃうから(笑)。俺の場合、道が3本に分かれてたとして、どの道を選ぶかっていうより、草むらのほうに行ってるから、見えなくなっちゃうんですよ。だから、自分の体験談とかを書き下ろして、人が共感できるんだったら相当幸せだと思うんです。だけど、それをもし正直に書いたら、“大丈夫か?”みたいになるんじゃないかって。 RYO:それでいってみようよ。 LANCE:いやいやいや!ヤバいよ、マジで(笑)。だから、俺のことを昔からよく知ってる地元のやつとかからは、“絶対この歌詞お前書いてねーだろ”って言われるんですよ。 So-net:まぁ、確かに3曲目の「JUMP」はキワドいですよね(笑)。「アイヲクダサイ」と同じ人が書いたとは思えないくらい(笑)。でも、いずれ本音を伝えて共感してもらいたい、っていうのはあるんですか? LANCE:あるのかなぁ……。普通に純粋に思うことを書くか、自分の中で純粋にあったものを書くのかで、似ているようで全然違くて。俺も人の子なので、「フルサト」での“ありがとう”は心を込めて歌ってるし、「アイヲクダサイ」にしろ、他のラブソングにしろ、歌詞の中で言ってることは、少なからず自分の言葉であったりはするんです。だけど、自分の中にある本音をバラしちゃうことと、両立はできないと思いますね。 So-net:曲の印象とか、ライブを見た印象では、感情をドーンと出すタイプなのかと思ってたんですけど、制作的な部分はすごく職人的ですよね。 LANCE:だから詐欺師なんですよ。 RYO:もちろんライブのときは思いを込めて、想像も含めやってますけど。それも3人それぞれ、考えてることはバラバラなんだろうね。 DJ MAKKI:RYOちゃんはRYOちゃんの考えが絶対にあるしね。 LANCE:でも、ステージ上では、「フルサト」でただ“ありがとう”って伝えるとか、単純なんです。曲作りに関しては、計算している部分はあるかもしれないですけど、ステージ上に計算はないですね。ちょっとダサくてもいいから、一生懸命歌ってるっていうのを見てもらいたい。ただそれだけですね。 ●Text/タナカヒロシ
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![]() ONE☆DRAFT(ワン・ドラフト) 2MC+1DJの3人組。共に1981年生まれ、帝京高校野球部の同級生。野球部引退後、DJ MAKKIはクラブDJとして都内、関東の主要イベントで活躍。LANCEは単身アメリカへ留学。MCとしてアメリカの音楽、文化を身をもって体感。RYOはソウルBARで働きながら、横浜・六本木・青山を中心に生バンドでライブを重ねる。偶然の再会によりユニットを結成し、2007年3月にシングル「フルサト」(映画『キトキト!』エンディングテーマ)でデビュー。5月には同曲がUSEN週間総合チャートで1位となり話題に。年間でも総合5位に輝く。2008年3月にはファースト・アルバム『ONE FOR ALL』をリリース。オリコン初登場12位を記録。2009年1月14日に5枚目のシングルとなる「アイヲクダサイ」をリリースした。 ■オフィシャルサイト http://www.onedraft.net/ |
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| 2008年に入り、ますますエネルギッシュに、さらにアグレッシヴに突き進むthe telephonesが、今年2作目となるミニ・アルバムを発表。今のバンドの勢いと野望をそのまま詰め込んだ、限りなくポップかつどこまでもボーダーレスなロック・アルバム『Love&DISCO E.P.』はシーンのカウンター的存在であるthe telephonesの真価と進化を浮き彫りにした傑作となった。 幅広い世代にわたるリスナーの熱烈な支持を一身に受け、the telephones狂想曲の渦中にあるフロントマン・石毛に話を聞く。熱狂の音楽を生み出した、その確固たるポリシーと誠実な姿勢とは? |
☆check!☆Vo&G&Syn.石毛輝の【年末年始みてしまうテレビ】は!?>>こちら |
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■180度変わった発信する側としての意識
So-netMusic(以下So-net):ニューアルバム『Love&DISCO E.P.』がオリコンインディーズランキング(2008年12月1日付)で見事1位を獲得し、バンドとしても絶好調のようですが、まずはリリース後の率直な感想を聞かせてください。 石毛(Vo&G&Syn):店にCDが並んでいるのを見ると、完成したときとは別の嬉しさがありますね。今回、どこのお店に行ってもバーンと並べてくれていて、自分のことなのに自分のことじゃないような感じでしたね。今までとは明らかに違ったので、自分自身がビックリしています。 So-net:バンドを取り巻く状況は、自分が考えている以上に速いスピードで変化してきているんじゃないですか。 石毛:今年に入ってからは自分が思っている以上に速かったですねえ・・・皆さんに支えられて生きております。 So-net:でも結成からはまだ3年半なんですよね。すごく順調にここまできたように感じますが。 石毛:やっぱり今年からですね、めまぐるしくなってきたのは。それまでは、全部自分たちでやっていましたから。 So-net:the telephonesの結成は石毛さんを中心に? 石毛:僕と涼平(長島/B&Cho)と、今はいないもう一人とで最初バンドを組んだんですけど、そのときはthe telephonesの原型はまだなくて。最初に僕をバンドに呼んでくれた彼がやりたかった音楽と、僕がやりたかった音楽がまったく別物だったんです。その後、大元だった彼がやめてノブ(岡本/Syn&Cowbell&Cho)が加入してから、どんどん今のthe telephonesの形ができてきた、一本筋が通ってきた感じではありますね。その中でもやりたい音楽に関してはいろいろ葛藤もしましたけど。 So-net:石毛さんがやりたかったことと、今のthe telephonesはイコールなんですか。 石毛:そうですね。the telephonesとして僕がやりたいのは、この形ですかね。 So-net:石毛さんは音楽の知識も豊富ですもんね。 石毛:褒められるほどじゃないですけど、とにかく音楽は大好きですから。隔たりなく聴こうとはしています。僕の場合、家庭環境が大きいのかもしれませんね。8つ上の兄がハード・ロック、メタルが大好きで、6つ上の姉がヒップ・ホップとテクノが大好きで・・・という家庭に育ったので(笑)。僕が生まれた頃には家でMTVも観れる環境だったので、ずっとビルボード・チャートを見ながら育ったという。 So-net:音楽が自然に入ってきたのがよかったんでしょうね。自分で音楽をやろうと思ったのはいつ頃なんですか。 石毛:高校を辞めた頃、17歳くらいですね。僕は元々、ギターだけ弾こうと思ってたんですけど、当時やってたバンドにヴォーカルがいなかったんですよ。それで「とりあえずお前歌っとけ」っていう、よくあるパターンで、それが今までずっと続いているというか。最近ようやく、ちゃんと歌わなきゃと思うようになりました・・・すいません(笑)。 So-net:(笑)。それから2007年になって1st Mini Album『we are the handclaps E.P.』でデビュー。去年のことですね。 石毛:もうそのときはCDが出せるってことだけで舞い上がってましたね。それまではデモ音源をライヴハウスで売ってただけでしたから、全国流通されるってことだけで大事件でした。CD出せるなんて思ってなかったし、バンドもすぐ解散すると思ってたんで。CDを出さないかっていう話をもらったのが2006年なんですけど、2006年中にレーベルから声がかからなかったら辞めるっていうメンバーもいましたし。これでやっとバンドが続けられるっていう感じでしたね、その頃は。the telephonesのメンバーって音楽で繋がっているのはもちろんなんですけど、人間的なフィーリングで繋がってるところが大きいので、あそこでひとりでも欠けたらバンドは続けられなかったと思いますね。 So-net:その頃と今とでは、音楽に向かう姿勢みたいなものは変わりました? 石毛:その頃とは180度変わったんじゃないですかね。僕は元々、自分の自己満足のために音楽をやってた人間だったんですけど、それがだんだん認められるようになって、そんな小さいところばかり見ていてはダメだと。音楽を作るということに関しては変わってないんですけど、発信する側としての意識は相当変わりましたね。今回のアルバムにはそれが強く出ていると思います。 So-net:聴く人ありき、ということですね。 石毛:そうですね。音楽は人に聴いてもらわないと意味がないですからね。 ■“日本人の鳴らす音”で世界を視野に So-net:でもそれにしても4月にフル・アルバム、11月にミニ・アルバムと、制作のペースも速いですよね。まさに波に乗っているという感じですね。 石毛:それは実感としてありますね。確かにペースは早いけど、夏にいろいろなフェスに出させてもらってからは僕自身が書く曲も変わってきたし、出せるものならどこかで出したかったっていう気持ちはありましたね。 So-net:ミニ・アルバムでこの6曲という、内容もサイズも流れもジャストな作品じゃないですか。 石毛:はい。そういう6曲を選んで入れたつもりです。 So-net:いろいろな音楽的エッセンスがいいバランスとタイミングで顔を出してるのが面白いですね。 石毛:知らない人には新鮮で、知ってる人には「ああ!」って思わせるっていう。痒いところをちょっと掻く、みたいな気持ちで(笑)。 So-net:“ディスコ”っていう発想は石毛さんの中にはずっとあったものなんですか。 石毛:ディスコそのものはもちろんリアルタイムではないんですけど、ファンクの流れでスライ(&ザ・ファミリー・ストーン)やアース(・ウインド&ファイアー)やシックなんか聴いてたときがあったんですね。いわゆるサタデー・ナイト・フィーヴァー的な享楽性とロックを、どう純粋な楽しい音楽として成立させるか。それを今回のアルバムで実現できたと思ってますね。 So-net:楽しさの中に少しの憂いというか。踊りながら、なんだか泣けてきちゃうぜ、みたいなニュアンスが楽曲に滲んでいるのはなぜなんでしょうね。 石毛:こんな音楽をやっていながら、僕、ひとりになるとそんなに明るい人間ではないので。こういう享楽的な音楽の反対側というか、ただ楽しければいいというのはすごくイヤなんですよ。だから当たり前にある喜怒哀楽の感情が音楽にも出るというか、その部分が聴く人と重なるところだったりするんじゃないですかね・・・なんだろう・・・やっぱり僕は“人と共有したい”という気持ちが強いんですよ。 So-net:今の時代をこんな国の中で生きてるわけですから、楽しいだけじゃないですもんね。 石毛:そうですね。英語で歌いつつも、日本人だからという意識はもちろんあります。だから洋楽は好きだけど、音楽は日本人の鳴らす音でありたいですよね。 So-net:とはいえ『Love&DISCO E.P.』が海外にも配信されているくらいですから、世界に向けて発信したいという気持ちはもちろんあるわけですよね。 石毛:ああ、もちろんあります。ただ、世界の壁を越えるような音楽を作れたとはまだ思ってないんで・・・やっぱりもっと突き抜けないと。それは洋楽に似せるということではなくて、自分の中での洋楽や外国人に対するコンプレックスが完全に無くなったときだと思うんで。まだまだ先のことだと思いますけど。例えば、黒人音楽の根本にある貧困との戦いとかって、恵まれた生活をしている僕らにはどうしても理解できない部分もあるじゃないですか。彼らと同じ気持ち、同じリアリティを感じられないからこその悔しさも以前はあったんですね。でも今は、僕は恵まれてるんだからそれでいいじゃんとは思えるようになった。その上でちゃんと鳴らさないと、っていう気持ちのほうが今は強いですね。 ■何も考えずに楽しんでくれればそれでいい。そういう音楽を僕は作りたい。 So-net:どうしても洋楽と比べられることも多いと思うんですけど。 石毛:いろいろ言われるのは構わないです、むしろ。いろんなキッカケからthe telephonesの音楽に注目してもらって、そこからその人の音楽の幅がどんどん広がっていくなら、僕はその方が嬉しいですから。それでthe telephonesの音楽をもう一度聴いてもらったときに、「こいつらちゃんと理解して作ってるんだ」と思ってもらえれば、もうそれで。偉大な音楽は昔からオマージュされて受け継がれていくものだし、だからこそリスペクトした上で自分たちの音楽に取り込むっていう。そのことがロックをやる人間にとっていちばん大事なんじゃないかと僕は思うし、そこに共感してもらえるのがいちばん嬉しいんですよ。ただ、こっちは考えて作ってるけど、聴いてくれる人は何も考えずに楽しんでくれればそれでいい。そういう音楽を僕は作りたいので。 So-net:なるほど。ではthe telephonesが多くの人に受け入れられた今だからこそ音楽にしたいことってどんなことですか。 石毛:音楽のジャンルを分けて聴く人がちょっとずつ減ってきているとは思うんです。だからこの先はロックの幅を広げていきたいですね。もうちょっとロックのルーツを遡れるような曲をいずれ作りたいなと思ってます。僕は音楽に関してはワガママなので、やりたいこと以外はやりたくないし、それによって変化していくことは恐れないですね。むしろ変化したい。ずっと同じ音楽はやりたくないです。やっぱり時代によってシーンは変化していくものだから、変にthe telephonesというスタイルを固持するのではなく、柔軟でいたいですから。それによって海外のスピードとthe telephonesのスピードをどんどん近づけていこうかなと思ってますね。僕らの支持が大きくなればなるほど、近づけるスピードは速くなる気がするので。いつか「the telephonesを聴いときゃいいや!」って思ってもらえるようになったらいいなあ。 ●Text/篠原美江
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![]() the telephones(ザ・テレフォンズ) 2005年、埼玉北浦和にて、石毛輝(VOCAL / GUITAR / SYNTHESIZER)、長島涼平(BASS / CHORUS)、岡本伸明(SYNTHESIZER / COWBELL / CHORUS)、松本誠治(DRUMS)の5人により結成。豊富な音楽的素養に裏打ちされた楽曲と、エネルギッシュかつ個性あふれるステージングでファン層を拡大。独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドでライヴハウス、クラブ・シーン、様々なロック・フェスティヴァルを席巻する。2008年DAIZAWA RECORDSからミニ・アルバム『Love&DISCO E.P.』をリリース。2009年に向けた活動が期待される、目下最強の注目株。 ■オフィシャルサイト http://www.thetelephones.net/ |
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| 恐れを知らない、血の通った強い盾。見返りを期待しない、身の程知らずなまでの情。頑張っても繕っても万人に愛されることはないと悟ったとき、あまりにあたりまえだったその人の存在が、かけがえのないものであることに気づくのかもしれない。藍坊主のニュー・シングル「マザー」は、この上ない慈愛に満ちたシンプルな楽曲だ。様々な疑問に直面するたび心のざわめきと向かい合い、自分たちが音楽を演る意味を突き詰めながら、存在感を増してきた彼ら。バンドの成り立ちから、最新シングル「マザー」に込めた偽りのない想いまでをメンバー全員に聞いた。 |
☆check!☆Ba.藤森真一の【ついついみてしまうテレビ】は!?>>こちら |
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■藍坊主の音楽に今も生きている、あの頃の衝撃
So-netMusic(以下So-net):今年で結成8年になりますか。 田中(G/写真右から2番目):前身バンドから数えると9年、藍坊主としては8年ですね。最初はウルフルズを、その後、ブルーハーツのコピーをやるようになりました。 渡辺(Dr/写真左):僕は別のバンドで、LUNASEAをコピーしてました。 So-net:また意外な(笑)。そもそも、ウルフルズやブルーハーツのどこに惹かれたんですか。 藤森(B/写真左):確か高1の頃だったと思うんですけど、そのときの気分にガッツリとハマって。直接的に響くっていうのが衝撃的だったんですね。当時、流行ってたバンドも好きだったんですけど、まったく別の角度から攻めてこられたというか。とにかくガツーンときましたよね。 hozzy(Vo/写真左から2番目):ブルーハーツはまったくリアルタイムじゃなかったから、名前しか知らなかったんですよ。ある日、友達とバンド・スコアを見に行ったとき、僕の目の前にブルーハーツのスコアがあったんですね。そこで何気なくページをめくってみたら「ドブネズミみたいに美しくなりたい」っていう歌詞がバーンッと飛び込んできた。なんだこれ!っていう(笑)。まさに射抜かれたって感じですね。 So-net:その頃、渡辺さんはどちらかというとテクニック重視だったのでは? 渡辺:そうですね。20歳前くらいまでは“技術”がずっと頭にありましたね。でもその後、「なんのために技術があるのか」って考えたんですよ。すごくシンプルなのに絵が見える音楽、すごく技術的には優れているのに何も響かない音楽があるのはなんでだろうと。そのとき、自分が伝えたいときに、伝えたい引き出しがあればいいんじゃないかと思ったんです。引き出しを先にもってくる音楽は、自分の中では面白いと思えない音楽だったことに気づいた。巧くないと話にならないけど、巧いだけじゃもっと話にならないと。そこで技術に対する考えが変わりましたね。 So-net:なるほど。それらがみんな藍坊主の音楽に息づいているんでしょうね。 田中:バリバリ生きていると思いますね。 So-net:本格的な活動は東京に出てきてから? hozzy:上京して半年くらいは、僕、ちょっとクサッてたんですけど(笑)藤森の行動力がすごかったんですよ。1か月に10本もライヴハウスを押さえてきたり。強力なマネージャーみたいだった。でもお客さんは集まらないし、金がないからバイトして、でもライヴはやる、みたいな生活が1年くらい続きました。かなり濃密な1年でしたね(笑)。 So-net:藤森さんは「イケる」っていう確信があったんですか。 藤森:変な自信があったんでしょうね。hozzyが最初に作ってきた曲を聴いたときに「やった。プロになれる・・・ような気がする」と思いましたから(笑)。それが原動力になりましたよね。当時は「東京の下北沢っていうところの」っていうくらい、何も知らなかったんですけどね。 ■リスクを背負ってまでも伝えずにはいられなかったメッセージ So-net:そんな時代を経て今の藍坊主があるわけですが、メジャー・デビュー後のアルバムも4枚になり、最新作『フォレストーン』は自己最高位だったそうじゃないですか。 田中:おお、そういえば(笑)。ランキングの話なんか、しないですからね。スタッフに「おめでとう」と言われて「そうか」と思うくらいで。制作に全部を出し尽くしてしまうから、その後はもう何位であっても嬉しいものなんですよ。 So-net:その『フォレストーン』というアルバムは新機軸的作品だったと思うのですが、そこから続く今回のシングル「マザー」は、弾き語りでも成立してしまいそうなシンプルな曲になりましたね。 田中:そうですね。今回は今までと違って、hozzyが先に「伝えたいメッセージがあるんだ」と。それで歌詞とメロディを彼が同時に作っていって、僕たちに弾き語りで聴かせてくれたんですよ。そこからバンドでいろいろアレンジしたんですけど、最終的にはシンプルに響かせようということで。僕が凝ったフレーズを弾こうとすると、いつもなら「もっとやれ」って言うんだけど、今回は彼が「いや、シンプルでいい」と。それくらい、詞とメロディを伝えたい曲なんだなってことが伝わってきましたね。 hozzy:フォーマットに入り込まずに、一瞬一瞬を感じて音楽を作れるようになりたい。そう思って作ったのが『フォレストーン』なんです。そのアルバムをツアーで消化できたし、曲がどんどん成長していくのがわかったし、達成感もあった。そこで次に向かうぞ、というとき、今度は歌詞から書きたいなと思って「10代の頃、どうやって曲を書いていたっけなあ」っていうのを思い起こしてみたんですよ。あの頃はいつもモヤモヤしてて、常にイラついてて、言葉がどんどん出てきて、それを詞にしてた。あの頃と今では全然違うけど、そのとき、自分に起こった出来事や、強烈に感じたことを、素直に形にしなきゃいけないなって思うようになったんですよね。そこに頭が真っ白になるくらい大きな出来事が僕に起こった。そうしたら自然と言葉が溢れてきたんですよ。 渡辺:僕は藍坊主に入るまで、歌詞に感動したことってあまりなくて。藍坊主に入ってからは歌詞のことも考えるようになったんですけど、今回は、なんだかわかんないけど・・・泣いてしまいました。hozzyの言いたいことが自分で受け止められてるかはわからないけど、すごく響いたんですね。 So-net:パーソナルで普遍的な詞だからこそ、なんでしょうね。でもその反面、ここまで背負ってしまった分、抱えるリスクも大きいだろうなと。 hozzy:ですよね。でも俺はそうまでしても歌いたかったというか。全世界へ向けてるか、とか、博愛っていったらそれは嘘になるんですけど、でも母親や家族との関係って特別なものじゃないですか。愛情も、もしかしたら憎しみもあるのかもしれないけど、傍から見てもわからない、お互いの中でだけで成り立ってる関係というか。そのときは、いいも悪いもどっちでもない。でも振り返ったときに気づく。そういう関係って大切なんじゃないかと思ったんですね。だから背負えるし、だから強くなれるんだと思うんです。 So-net:それが愛というものの本質だと思えるなら、それは幸せなことですよね。 hozzy:あまりにもデカイことを歌って、でも後で「やっぱり今は考えが変わりました」とか言うくらいだったら、僕は歌にはしていないと思いますね。むしろ、そういうのを憎んでたし、「嘘だ、そんなの!」って思ってた人間でしたから。だからこそこの曲には、嘘のない、全部本当の気持ちを書いています。 ■「マザー」が教えてくれた、“ただそこにあること”の大切さ So-net:では、この曲を聴く人に対してはどんな思いをもっていますか。 hozzy:もちろんそれぞれの捉え方であってほしいんですけど、ただ、愛情っていうのはどの人にもあるんだってことですね。今までどこか斜に構えてきた僕でも絶対に否定できなかった、そういうものがあるし、あったんだよってことですよね。 So-net:これからの藍坊主にとっても重要な1曲になる気がしますね。 田中:そうですね。ちょっと前までは「より先へ先へ推し進めていかなきゃいけない」っていう思いが強くて、昔の楽曲を聴けなかったんですよ。でも最近、久しぶりに昔の曲を聴いたら、すごく客観的に聴けたんですね。そうなれたのは、もしかしたら「マザー」があったからなのかなって思うんですよ。ガリガリに新しいことを追求していくのではなくて、“ただそこにあること”が大切なんだよっていうことを教えられた気がします。 So-net:それは藤森さんが書いたカップリングの「オセロ」にも通じるものがありますね。 藤森:そうですね。人と接するとき、完璧な人ってどこか近寄りづらいけど、そんな人に何かひとつ些細な欠点を見つけると安心するというか、急に親しみがもてたりする。その気持ちはなんなんだろうと、昔から考えてはいたんですね。それで、ツアー中にもっとお客さんに近づこうと、自分の恥ずかしいところもさらけ出してみようとしたんだけど、それだけではダメだってことに気づいて・・・最初は表面上だけでもいいと思うんですよ。最初から腹割れたら、そっちのほうがおかしい。だから、いざ人と人とが繋がるとき、いかに本心で会話できるか、そこで生まれるもののほうが重要なんじゃないかと思った。そこからこの曲を書いていったんです。 渡辺:言葉で響かせられる曲になったなあと思います。ドラムに関しても、「こうやりたい」って考えて叩くんじゃなくて、「気づいたらこうしてた」って感じになっていて。自分の中の無意識を気づいたら引き出された曲になったと思いますね。 So-net:今の藍坊主がそのまま出た作品になったということですね。 藤森:そうですね。自分たちのCDをこんなに聴いたことがないくらい、何度も何度も聴いてるし、そのたびに新しい発見のある、そんな作品になったと思います。たくさんの人に聴いてほしいですね。 ●Text/篠原美江
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![]() 藍坊主(あおぼうず) 神奈川県小田原市出身の4人組ロックバンド。1999年、当時高校生だった藤森真一(Ba.)と hozzy(Vo.)とで前身となるブルーハーツのコピーバンドを結成。2001年、藤森の幼なじみ田中ユウイチ(Gt.)が加入しバンド名 を藍坊主とする。インディーズでの活動を経て2004年5月にアルバム『ヒロシゲブルー』でメジャー進出。2005年3月リリースのメジャー第一弾シングル「ウズラ」から渡辺拓郎(Dr)が加入し、現在のメンバー編成となる。2008年、ツアー・ファイナルのZepp Tokyo公演をソールド・アウトさせるなど、バンドの勢いが加速する中、初のLIVE DVD「aobozu TOUR2008 ~森と共に去りぬ~ 」、8thシングル「マザー」が同時リリースされる。 ■オフィシャルサイト http://www.aobozu.jp/ |
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| 楽器を持って2年。特異な結成の経緯と経験の浅さを、努力で補い、ライヴ活動で足元を固めながら、いっそう結束力を高めてきた女子高生バンド、SCANDAL。インディーズ時代より、数々の輝かしい足跡を残してきた彼女たちが、シングル「DOLL」で満を持してメジャー・デビューを果たす。追い風は、ときに重圧にもなりかねない。それでも絶対に枠にはまりたくない。そんな彼女たちが、今、抱える混沌と、思いの丈をバンドで表現できることの喜び、尽きることのない未来への夢を、精一杯、自分たちの言葉で語ってくれた。 |
☆check!☆Vo&G.HARUNAの【最近面白かったテレビ】は!?>>こちら それ以外のメンバーは↓↓↓ |
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■ダンス&ヴォーカル・スクールに通う4人の選抜メンバーにより、SCANDAL結成
So-netMusic(以下So-net):バンド結成前は、みんな、大阪のスクールでダンスとヴォーカルを勉強されていたんですよね。元々はシンガーを目指していたんですか。 HARUNA(Vo&G/写真左から2番目):私は、安室(奈美恵)さんやSPEEDさんに憧れて、歌って踊れる歌手になりたかったんです。小学6年のときからダンスを始めて、高3までずっとやってました。 MAMI(G&Vo/写真右):私は目標とするアーティストは特にいなかったんですけど、ただ歌って踊ってみたくてスクールに入りました。でも、音楽が好きな家庭で育ったので、私自身は楽器にも興味があったんですね。そこへSCANDAL結成の話があったので、是非やってみたい!って。 TOMOMI(B&Vo/写真右):私も安室奈美恵さんが憧れで。歌って踊れる人になりたかったんです。 RINA(Dr&Vo/写真右から2番目):私は3歳くらいのときから、とにかくテレビに出たくて、でもどうしたら出られるのか全然わからなくて。「そろそろ、なんかやらな、あかんなあ」と思って中3のときにスクールに入ったんですけど、ダンスに対する苦手意識を最初にもってしまって・・・「ダンスやりたくない」「小さい頃からピアノ好きやし、バンドやりたいなあ」って思ってたところに、SCANDALの話があって。 So-net:ということは、これまでと目指す方向がガラリと変わってしまったわけですよね。 TOMOMI:そうですね。SCANDALをやることになってからですね、いろいろなバンドを知るようになったのは。たくさんのバンドの音楽を聴いていくうちに、どんどん好きになっていきました。 HARUNA:特に昔の曲は、詞の言葉の意味がわからなかったり、どうやって歌えばいいんだろう?って悩んだりもして。最初にカヴァーしたのが「タイムマシーンにおねがい」※1っていう曲で、歌えるには歌えるんですけど、自分の中で詞を理解できるまでに時間もかかりました。 ※1伝説のバンド、サディスティック・ミカ・バンドの代表曲。2006年、キリンラガービールのテレビCMをきっかけに木村カエラをVoに迎えて期間限定で再結成。新たに録音したこの曲を使用した。 ■プレッシャーはある。でもそれを跳ね返すには練習しかない。 So-net:いろいろ勉強を積んで、いよいよメジャー・デビューということになるわけですが、それ以前から、インディーズ盤の連続リリースや、海外でのライヴなど、いろんな話題がありましたよね。そこに対しての重圧感はないですか。 HARUNA:うーん・・・プレッシャーはあります。でもそれを跳ね返すには練習しかないと思ってます。 MAMI:音源聴いて、写真を見ただけじゃ、全部はわかってもらえないと思うから、ライヴを観てほしいです。「ホントにこいつら、ちゃんとできんのか?」って思ってる人を裏切りたいです。 HARUNA:まさにその気持ちが「DOLL」っていう曲に表れてるんです。 So-net:そうですね。まず「DOLL」を最初に聴いたときの印象ってどんなものでしたか。 TOMOMI:最初はアレンジがワカメっぽかったんですよ。 HARUNA:伝わらない、それじゃ(笑) MAMI:ハワイアンな感じで、頭の上で手をゆるく振るフラダンスみたいな(笑)、おとなしいイメージの曲やったんです。でもみんなでアイデア出し合ってアレンジしながら、ギターもリズムも歌い方も全部変えて、今の形になったんですよ。 So-net:ワカメっぽい「DOLL」がまったく想像できないです(笑)。 MAMI:頑張りました。難しかったけど、自分たちで話し合いながらだんだんと曲ができあがっていく過程も、レコーディングも、めっちゃ楽しかったです。 So-net:2年分の努力の成果ですね。 RINA:アイデアはどんどん出てくるんですけど、でも自分たちはまだまだだと思ってるんで。 TOMOMI:まだまだ発展途上です。周りの人の力も借りながら、もっと自分たちでできるようにしたいです。 ■ライヴのときだけは、自分たちが“DOLL”だなんて思わない。 So-net:若さゆえに荒削りなところが、今のSCANDALの魅力だと思いますよ。詞はTOMOMIさんが書いていますが、なぜ「DOLL」っていうタイトルになったんでしょう。 TOMOMI:「女子高生やから」とか決め付けられたり、そんな枠にもはめられたくないし、やりたくないこともいっぱいあるのに、でも従わなあかんこともあるじゃないですか。「なんでこんなことせな、あかんねん!」って思いながら、でも言うとおりにしてしまう、そんな“もどかしさ”を書きたいなと思って。「そんな自分って人形やな」って思って、それで人形になってしまっている女の子をテーマにしたんです。 So-net:SCANDALは“DOLL”なのかな? HARUNA:うーん・・・やっぱり高校生だからっていう理由でいろいろ我慢しなきゃいけないこともあるし、仕方がないことなんだと思いながらも、いろいろなものに操られてしまう自分もいるし・・・。 RINA:だからライヴで「DOLL」を演るときは、普段から思っていることを歌詞に乗せて思いっきり言えるし、歌にも演奏にもめちゃくちゃ感情がこもるんですよ。表現も表情も、いつもとは全然違うと思います。 MAMI:でもライヴをしているときだけは、自分がDOLLやなんて全然思わへんし。むしろライヴでの姿が、素の自分やと思う。バンドやっててよかったなって思う瞬間はライヴを演ってるときやし、今の自分からバンドを取ったら、何もない。それくらい生活の全部がSCANDALやし、何がいちばん大事ってSCANDALがいちばん大事やし。だから今の自分は毎日が幸せです。 So-net:結局、この道を選んだのは自分たち自身ですもんね。 HARUNA:そう、嫌だったらとっくにやめてる。 So-net:ですよね。 TOMOMI:今の気持ちを書いた青い曲なんですけど、でも何年か経ったら、また別の壁にぶつかるかもしれないし、そのときはまた違う気持ちで歌えると思うんです。だから何年経っても、どの年代になっても、聴いてもらって、共感してもらえたら嬉しいですね。 RINA:学校や規則に縛られてる同年代の人にも聴いてほしいし、学校よりももっと縛られてると思う社会人の人にも聴いてほしいですね。 MAMI:お父さんやお母さんや、先生にも聴いてもらって「私たちは、こう思ってんねんで!」っていうのを知ってもらいたいですね。 So-net:いろんな人に聴いてほしいのはもちろんだけど、まずは女の子に聴いてほしいし、今度はSCANDALが憧れの存在になってほしいですね。 MAMI:はい。SCANDALを見て「私もバンドやりたい!」って思ってくれたら、それがいちばん嬉しい。 So-net:でも今、よく歌われてる“リアル”って、結局は、いい子ちゃんの歌が多いなって気がするんですよ。だから「DOLL」の「いい子ちゃんなんて気取れない それがリアル」っていう部分は、逆に的を得てるなと思って。 HARUNA:だからみんな人形なのかもしれない。うまくやる、っていうところが。それもリアルなんだけど、でも実際はそうは思ってない人が多いと思う。 MAMI:枠から出るのは誰でも怖いと思うんですよ。でもそれを直接言われへんけど、「みんなも一回はこんな風に思ったことあるやろ?」ってことを私たちが代表して歌にしてるんだと思うんです。 ■「ガールズ・バンドといえばSCANDAL」。そんな存在になりたい。 So-net:でも4人それぞれにキャラクターがあるし、それぞれが詞を書くし、「DOLL」だけでは計れないバンドではありますよね。 RINA:そうですね。カップリングの「S.L.Magic」は「DOLL」とは正反対の曲なんですけど、デビュー・シングルやし、「どっちの女の子も私たちやねんで!」っていうのを言いたかったから、敢えて対照的な曲を入れたんですよ。現実的ではないかもしれないけど、私の頭の中にある空想で、一途な片思いの女の子を描きました。 So-net:ラヴソングのように見えて、実はバンドのこれからを歌っているような気がしました。 RINA:そうですね。“恋”という言葉を“夢”に変えたら、そのままうちらのことやし。聴く人の夢になってくれたら、それも嬉しいです。 So-net:やがて女子高生という看板がとれて、制服も脱ぐときがくるかもしれない。そのときSCANDALはどういうバンドになっていたいですか。 MAMI:見た目が変わっても、今までどおりに自分たちを表現していきたいし、今は演奏レベルもまだ低いけど、そのときそのときしかできないSCANDALの音や歌を残していければいいなと思います。 TOMOMI:私たちも普通の人と変わらないから、誰にでもあること、誰もが感じることを音楽にしていきたいと思います。 RINA:これからもイベントやライヴにどんどん出て行って、SCANDALを日本中の人に知ってもらいたいです。SCANDALの、そのときどきの“今”を感じさせる音楽を作っていきたいですね。「ガールズ・バンドといえばSCANDALだろ」っていう存在になりたいです。 HARUNA:今のSCANDALはいろんな肩書きに助けてもらってることも多いし、それがなくなったときは不安になるかもしれないけど、その不安を打ち消せるくらい、今からいろいろなことを勉強して、たくさん練習しなければと思ってます。“ガールズ”じゃないSCANDALになるときのために。 ●Text/篠原美江
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![]() SCANDAL(スキャンダル) 2006年8月、大阪のヴォーカル&ダンススクールで出会った女子高生HARUNA(Vo&G)、MAMI(G&Vo)、TOMOMI(B&Vo)、RINA((Dr&Vo)の4人で結成。関西を拠点にバンド活動をスタートさせる。08年3月には全米6大都市ツアーを成功させたほか、フランス、香港でもライヴを敢行。いずれも大盛況に終わる。インディーズでの3か月連続シングルリリース、ミニ・アルバムの発表を経て、08年10月、シングル「DOLL」でメジャー・デビュー。アグレッシヴなバンドサウンドと、4人の個性的かつポップなキャラクターを武器にした、今、最も期待されるガールズ・バンドだ。 ■オフィシャルサイト http://www.scandal-4.com/ |
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